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テーマ:タイ(3328)
カテゴリ:タイ
夜中寝ていたら突然扉が開いた。
ロックしていなかった私が悪いのであるが、寝耳に水である。 私が泊まっている部屋は鍵を入れると電気冷房がつくのだが。馬鹿みたいにコントロール出来ない冷房は風邪をひくので、寝るときは鍵をはずして電気冷房とも消して寝ている。しかも私はタイに居るときはいつも素っ裸。 突然やってきた女は電気をつけようとするがつかないので、俺に電気はと聞く。わけが分からないので鍵をさし電気をつけると、入ってきた女がびっくりしている。というか俺のほうがびっくりだ。知らない女が夜中の2時に突然やってきて、部屋の中にいるのだ。 彼女が言うには先週ここに彼女の知り合いの日本人が泊まっていて彼を訪ねてきた。そしてタクシーで来たのだがお金は使い果たした。バスもBTSもないから帰りのタクシーだくれというのだ。 そのとき俺が持っていたのは40バーツ。これでは彼女は帰れない。 さて困った。こんな時間に歩くタイ人ではないし、なによりも見知らぬ女。このままでは危険すぎる。 しかし彼女は明日の朝帰るから今晩は泊めてくれという。一応IDカードは受付に預けているというが、何があるか分からない。戸惑っていると彼女は電気を消して服を脱ぎ下着姿でベットの上に。 これは覚悟を決めるしかない。でも普通この状況じゃ眠れません。しょうもないので話をすることに。 彼女は結婚して子供もいるのだが、だんなは仕事をしない男で今は行方知れず。現在はだんなの両親と暮らしているが、彼女も失業状態。以前は日本食レストランで働いていたが、やめてしまったという。 金がないので知り合いの日本人に助けを求めにきたら、彼でなく俺が泊まっていた。彼女も彼も携帯を持っていない。いったいなんなんだ? 結局眠りに二人ともつき、無事に一夜が過ぎました。 泊まる方もすごいが、泊める方もすごい。新聞沙汰にならなくてよかった。殺されたら話しにならない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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