2024/02/20(火)00:06
【乗車記録025】E751系つがる(秋田→新青森)
↑連結機に雪乗ってて北国に来たことを改めて感じる。
新幹線延伸により、東北方面の特急は軒並み消滅した。
E751系は東北のみで完結し、東北だけでしか乗ることが出来ない東北限定の特急電車だ。
元々はスーパーはつかりとして使われていた車両が、はつかり廃止と同時に奥羽本線に回され特急つがるとなったらしい。
ベースはE653系だが、豪雪地帯を走るため耐寒耐雪構造が強化されている。
似ているが別車両である。
何よりJR東公式が宣伝写真でパネマジしているのが特徴。
↑6両時代の写真じゃねぇか(JR東公式より)。
そんなレア過ぎる車両だが、遠方住まいでこの車両にだけ乗ることを考えるのはよほど鉄道愛が深いか懐が太くなければ正直キツく、そういう意味できゅんパスで乗れる特急車両の中でなら一番の目玉車両にもなると思う。
一方で一日三本しかない。
↑網棚すらやめて簡単なゴム止めになっている(勿論ドリンクホルダーはない)。
いなほやしらゆきと違って単純にはつかり時代から転用されただけの車両感が強く(殆ど改修されていない為)、設備はその2種類以上に強いられている。
ただし席の窓横手すりやテーブルには一応家電屋とかホームセンターで売ってそうな簡単な滑り止めが貼られていて、完全に無策という訳でもない。
↑平凡な平成特急のリクライニング。
↑窓もなんかボロ跡がチラホラ(俺の座席以外もそんな感じなので仕様)。てか、つがるが出発し始める時間にすらまだいなほが停まってた。なんか悲しい。
ボロクソ書いてしまったが、一応この時期のつがるは一番乗った際の車窓が悪くないかも知れない。
海が映らないし、平均的な東北風景を走るだけに見えがちだがこの地域は北海道を除けば特急が走る路線の中で最も積雪量の多い地域である。
E751系が専用車両として運用されているように、普通の車両ではしんどいような雪路を雪飛沫あげて走っていくのだ。
↑渡り鳥飛んでる。クソ寒いが鳥基準だと相対的に暮らしやすい地域なのが東北。
↑鳳凰山の大文字焼きの跡が雪でくっきり。
↑正に雪国。
乗り鉄欲張り乗車旅だとどうしても東京→新潟→秋田→新青森となってしまったが、きゅんパス期間中にきゅんパス使って関東圏から日帰り観光や青森も楽しんでつがるにも乗りたいなら、始発はやぶさを最悪立席買ってでも使って新青森に向かい鈍行で青森に降りた後、秋田に向かうつがるに青森から乗るのが良さげだ。
青森方面のつがるの場合、最速こまちでも大した時間が生まれず周辺散策も捗らない。
秋田方面のつがるを狙う場合、有名な青森のっけ丼食ったりや海産物に土産物を物色したり買ったりしながら、悠々自適につがるに乗れる。
青森に用がないとかつがるに乗っただけをやるなら新青森で降りて新幹線で別の場所に戻るのもあり。
↑青森まで来てそのまま帰るのもサァ…………(自虐)
もう少し青森で軽く観光するなら弘前(13:18到着)まで行ける。
赤レンガ美術館等を無理やり廻るのも可能(後述するつがるで新青森に帰りたいならタクシーで往復前提で交渉か事前に電話するのが無難)。
つがるで新青森まで戻るなら14:45辺りにやってくるのでそれで往復すれば鉄分的にも悪くなさそう。
↑秋田行きいなほを諦めるだけで3時間浮く。
注意点として弘前から新青森はそこそこ距離があるのでつがるに乗る乗らない関係なく日帰りなら15時か16時に弘前駅に戻らないといけない(新青森の東京最終便は18時)。
日帰りしたい場合は注意。