わたしの足跡

2009/06/03(水)07:19

天性のセンス?努力?

夢・希望・道・勇気(120)

六月になりましたね。 日本は梅雨に入る頃でしょうか? こちらは太陽が燦燦と輝く夏日和が続いております。 さて、イチロー選手の学生時代の素晴らしい秘話が紹介されていました。 **************************** 鳴り物入りで入部したイチローは、  新人離れしたミートの巧さ、スイングの鋭さを見せた。  走らせても速く、投げては130キロ近い球を放る。  1年秋にはレギュラーの座を獲得し、  2年後にはどんな選手になるだろう、と期待を抱かせた。  一方、彼の父親は毎日午後3時半になると  必ずグラウンドへ駆けつけ息子を見守った。  打撃練習ではネット裏を、投球練習ではブルペンを陣取り、  逐一メモを取っている。  まるで、監督の監督をされているようで  あまり気分のいいものではなかった。  非凡な野球センスを持っていたイチローだが、  練習は皆と同じメニューをこなしていた。  別段、他の選手に比べて熱心に打ち込んでいる様子もなく、  これが天性のセンスというものか、と私は考えていた。  そんなある日、グラウンドの片隅に幽霊が出るとの噂が流れた。  深夜になり私が恐る恐る足を運んでみると、  暗がりの中で黙々と素振りに励むイチローの姿があった。  結局、人にやらされてすることを好まず、  自らが求めて行動する、という意識が抜群に強かったのだろう。  その姿勢は日常生活の中でも貫かれており、  彼は人の話はよく聴くものの、それを取り入れるべきか、  弾いてしまうべきかについての判断を非常に厳しく行っていた。  友達同士で話していても、自分の関心のないことに話題が及ぶと、  ふいとどこかへ消えてしまう。  そんな、わがままとも、一本筋が通っているともいえる 「選択の鋭さ」が彼には備わっていたのだ。 「下手な鉄砲、数打ちゃ当たる」といわれるが、  スポーツはただ練習量をこなせば上達していくものではない。  監督の役割はチームを束ねることだけで、  本人が真に成長するポイントは教えて教えられるものではないのだ。  自分自身との日々の戦いの中で、  本人が掴んでいくより他、仕様がないのである。  人知れず重ね続けた努力の甲斐あって、  3年生になったイチローは7割という  驚異的な打率を誇る打者に成長し、 「センター前ヒットならいつだって打ちますよ」  と豪語していた。 続く

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る