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バーンッ!!
一瞬の出来事だった。 うんこが爆発した。 爆発したうんこは飛び散り、家の白い壁に付着していた。 あたりには、うんこの生々しいにおい。 これは実際にあった話。 今だから書くが、わたしは、小学生の頃、よく火遊びをした。 火遊びと言っても、ただ火をつけたり、放火したりするのではない。 「実験」をしていたのだ。 そう、エジソンやノーベルのように。 火薬を集めて、数個のカンシャクだまに火薬をまぶして、アルミホイルで包んで「爆弾」と称して遊んでいたりもした。 そう、あれは確か、小学4年生ではなかったか。 その頃、爆竹でよく遊んでいた。 当時、うちでは大きな犬を飼っていた。 庭には大きなうんこが点在している(ことがあった)。 そんなとき、ふと、うんこを爆破してみたくなったのだ。 別に後先考えず、ただ、爆竹で吹き飛ばしてみたくなった。 うんこに爆竹を差し込む。 (書きながら感触を思い出す) マッチ箱からマッチを取り出す。 マッチをこすり、導火線へ。 シュッと音を立てて燃え出した。 あわてて、マッチ箱を手に取るまもなく、逃げ出した。 バーンッ!! 一瞬の出来事だった。 「事件現場」に戻ってみる。 あたりは、うんこのにおいで充満していた。 うんこは裂け、マッチ箱にべっとり、一部がついていた。 家の白い壁にもうんこの断片が飛び散って付着していた。 この惨状を目の当たりにし、わたしはひとり笑うことしかできなかった。 子どもというのはとんでもないことをやらかす。 そういう感性がわたしは好き。 いま、振り返ってみると、子ども時代は、自分なりによく「実験」をしていたなぁと思う。 最近はほとんどしなくなった。 人間、こういう好奇心をいつまでも持っていたい。 ただし、おとなになっても、うんこを爆破してみようと言っているわけではない。 ふと、子ども時代のことを思い出して書いてみた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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