にこにこ人生読書ノート

2004/12/21(火)18:31

『へたな人生論より徒然草』 荻原文子 河出書房新社

『へたな人生論より徒然草』                  ★★★☆☆   荻原文子  河出書房新社 ・吉凶は人に拠るものであって、日に拠るものではない。 ・教養のある人は不思議なことは語らない。 ・本当に達観した人は、明らかに自分の欠点を知っているので、志はいつも満足することなく、最後まで人に対して自慢することがない。 ・見せかけの偽りであっても、賢人を見習うような人を賢人といってよい。 ・すべての人間関係のトラブルは、相手を責め、自分を正当化するところから生まれる。 ・名誉欲、色欲、食欲は、すべての苦悩の根源 ・金のために金を追うような「亡者」にだけはなるまい。 ・男は「複数の女性のパーツ」に目移りすることに暇がなく、女は「ひとりの男の全存在」を独占することに労を惜しまない。 ・衣食住と健康さえあれば、本当は幸せに生きられる。 ・すべての徳は「品性」による裏打ちがあってはじめて評価される。「品性」とは「知性」と「感性」とを兼ね備えた人が発する「調和の美しさ」 ・一流人のすべてが最初から「天才」だったわけではない。ただ素人のうちから「プロ意識」が高く、どこまでも「諦めない人たち」だった。 ・学識は自分の狭量さから解放され、高潔な価値観を得るために必要 ・「察しの美学」と「謙遜の美徳」 ・「安心は失政のもと」「完璧は破綻の前兆」なにごともバランス感覚が大切   ---------- いつもありがとうございます!  

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