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カテゴリ:文字に親しむ
桜が今年はもう開花か・・等と騒いでいると、
寒さが戻ってきました。天気の予測は難しいですね。 先週から引き続きまして、「音声に親しむ」の第2週目を 書きたいと思います。 先週の日記で、日本を含めて、韓国も、タイも、中国の 「漢数字圏」の影響を受けているので、数字の数え方の 発音が似ていると書きました。 今日は、日本の隣国から、遠くに視点をずらしてみます。 さて、ロシアは、極東アジアなのか、それとも北欧なのか、 東西に長いので、ちょっと地理的には、分類が難しいです。 でも、ロシア語なのですが、アルファベットに似た表記を していること等から、言語的にはヨーロッパ的に感じます。 このロシア語なのですが、アルファベットとは違う文字も 使っています。例えば、次の文字は、 ”シュ(sh)”と発音します。 ![]() 次の文字は、似ていますが、もう少し強く ”シュッ(sshでしょうか?)”と発音します。 ![]() 一方、中東アジアに属する、イスラエルの公用語である、 ヘブライ語では、独特のヘブライ文字を使用します。 例えば、次の文字は、 "サ(sa)"と発音します。 ![]() 次の文字は、似ていますが、 ”シュ(sh)”と発音します。 ![]() ロシア語の”シュ(sh)”とヘブライ語の”シュ(sh)” は形も、発音も非常によく似ています。 しかし、ロシア語とヘブライ語には、特に相関はないと 思います。でも、こうして、面白い共通点もあるようです。 ただ、地理的に考えるために、地球儀を見てみますと、 ロシアとイスラエルは、黒海、カスピ海を挟んで、 そう遠くない距離にあることが分かります。目測では、 約1000km位の距離ですので、近いとも言えるでしょうか。 偶然かもしれませんが、私は、本質的に、この文字の形は やはり、”シュ(sh)”を連想させる何かがあるのではと 思っています。何か、人間の歯の形を想像してしまいます。 日本語で”歯”は、訓読みでは”ハ"ですが、音読みで”シ” ですね。”シ”は、先ほどの”シュ(sh)”と似ています。 中国語では、”歯”は”チー"です。韓国語で”イー”です。 もう少し、別の地域を見てみます。 例えば、インドのヒンディー語では”本”のことを ”キターブ”と言います。表記は、 ![]() インドから近い、イランのペルシア語でも、”本”のこと を”ケターブ”と言います。表記は、(右から読みます) ![]() このように、文字は大きく異なりますが、地理的に近い インドとイランでは、同じような単語が、先週紹介した 数字の数え方以外に、いくつもあるのです。 こうして、地理的に近い、複数の言葉を比較しながら勉強 すると、意外な発見があって、結果的に飲み込みも早いの ではないかと感じています。私はここに興味を覚えました。 難しかったかもしれません。もっと沢山の例で説明出来れば より分かりやすくなるかもしれないですが。 でも、次週も、もう少し例を上げて説明しながら、考察を 進めていきたいと思います。 インドのことは、下記、無料のメールマガジンで取り上げて みました。気分転換にどうぞ。 生活にリズムをつける、「世界のトピックス(天気)」 「世界のトピックス(天気)」へジャンプ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年03月17日 16時23分32秒
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