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カテゴリ:文字に親しむ
新しい季節である4月を目前にして、3月も最終の週に
なりました。春は始まりの季節でもあり、お別れの季節 でもあり、複雑な気持ちになります。 さて、カテゴリ「文字に親しむ」についても、 これで4回目になりました。難しいでしょうか。 先週は、ヒンディー語とペルシア語とアラビア語に ついて、発音と文字に関して日記を書きました。 今週は、ペルシア語とアラビア語 とヘブライ語に ついて、同じような比較をしてみたいと思います。 3月10日の日記で、”薬”のことを、 イラン(ペルシア語)では、”ダワー”と発音し、 サウジアラビア(アラビア語)でも同じく、”ダワーッ”と 発音しますと書きました。 そして、表記は、ペルシア語では ![]() アラビア語では ![]() と書きました。ほとんど同じですね。 さらに、3月17日の日記で、触れましたが、”本”のことは、 ペルシア語で”ケターブ”と言います。アラビア語では、 ほとんど同じで、”キターブ”と言います。 表記は、全く同じです。つまり、 ![]() しかし、3月24日の日記で書きましたが、実は、ペルシア語は インド=アーリア語族に属し、アラビア文字を使っているものの、 アラビア語とは、親戚ではないということでした。”薬”や”本” の例は、実は、似ているものの例で、似ていない単語の方が多い のです。 今週は、もう一つの言葉、イスラエルのヘブライ語を比較の対象に しようと思います。イスラエルは、長い間、アラブ諸国と紛争を 続けていますが、民族的には、”セム”族に属し、同じルーツです。 この”セム”族と”ハム”族(アフリカ周辺)、”アーリア”族は ヨーロッパの三大民族と言われています。つまり、セム語という点 で同じなのです。 アラビア語とヘブライ語は、共に、右から左へ読みます。 そして、表記は、全く異なりますが、発音が同じ単語は、 アラビア語とペルシア語よりは多いのです。 例えば、聖地ベツレヘムのことは、ヘブライ語で、 バイト・レ・ヘム(意味は、パンの家)です。 この、バイトは、”家”を意味しています。一方 アラビア語でも、”家”のことをバイトと言います。 そして、表記は、ヘブライ語で ![]() アラビア語で ![]() です。全く異なっていますね。 余談ですが、”バイト”というと、アルバイトという言葉が 思い出されます。アルバイトの、”アル”は、アラビア語で 英語の”The”(定冠詞)にあたります。アルバイトは、 ![]() と書きます。さて、このアルバイトですが、ドイツ語では、 ”Arbeit”という”働く”という意味の単語があります。 もっとも、アラビア語の”アル”の発音はArではなく、Al なのですが、もしかしたら、語源は家事?のことだったの かもしれません。 このように、発音と文字の関係は、複雑ですが、 話されている言葉の地理的関係を考えたりすると 面白い事実が沢山あるようです。 次回の日記では、発音と文字の関係のところを、 一度まとめてみようかと思っています。 ★☆★メールマガジン発行中です★☆★ 4月のスタートに向けて、何か新しいことを始めようと お考えの方に。(1ヶ月は、無料の購読です。) 自分の能力を引き出すための方法をご紹介する、メールマガジン、 「生活改善のためのメールマガジン☆あかり☆」 「メールマガジン☆あかり☆」へジャンプ! 下記の無料のメールマガジンでは、このブログとは違った切り口で、 アジアの天気、その他の情報を紹介しています。 週1回の発行です。少しだけ、日本から視点を外してみませんか。 生活にリズムをつける、「世界のトピックス(天気)」 「世界のトピックス(天気)」へジャンプ! 本メールマガジンに関するホームページは下記のとおりです。 健全な生活をする方を応援するサイトへジャンプ! ★☆★最後まで有難うございました★☆★ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年03月31日 16時13分57秒
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