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アジアの言葉を丸かじり

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2007年09月29日
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カテゴリ:雑感
先日の25日の十五夜の後から、残暑が終わりに近づい
ていることを感じています。夏のパジャマでは、朝方
少し寒く感じるほどです。もうすぐ、10月になります
ので、当たり前かもしれませんが、今年は暑い夏でした。

今日は、近くの小学校で、運動会をしているので、
行進の音楽や、放送が聞こえてきて、にぎやかです。
天気が、秋雨前線のために良くなく、秋晴れだったら
良かったのですが、涼しいのは、助かるでしょう。

運動の季節でもありますが、食べ物が美味しい季節でも
あります。田舎から送ってきてくれた、なすびやお芋が
夕食にのぼりました。平穏な秋になりますように。


さて、今週も、アジアの言葉を一つ選び、その雑感や、
勉強をした上での感想などを書いてまいります。

初回の第1弾、「韓国語の雑感(その1)」でした。
続く第2弾は、「中国語の雑感(その1)」でした。
そして、第3弾、「アラビア語の雑感(その1)」でした。
さらに、第4弾、「ペルシア語の雑感(その1)」でした。
先週は、第5弾、「ヘブライ語の雑感(その1)」です。
今週は、第6弾、「ラテン語の雑感(その1)」です。

ラテン語というと、欧米(ドイツ、イタリア、フランス)
では、日本の国語の時間の古典のような感覚で、勉強
している学生さんが沢山おられるようです。

ところが、日本人で勉強している人は、そう、多くはない
かもしれません。英語のように、ビジネスで使える言葉では
ないのが、その大きな原因の一つでしょうか。

私は、もし、将来ラテン系の言葉(フランス語、スペイン語)
を勉強する機会があった時に、ラテン語を知っていると、
効率が良いだろうと考えて、独学で勉強を始めました。

また、もう一つの勉強の動機としては、古代ギリシア語と
ならんで、ヨーロッパの言葉の基礎になっているラテン語を
勉強することは、主目的である、アジアの言葉を複合的に勉強
するための、良い比較が出来るかもしれないと、考えたのです。

ラテン語は、古代ローマ時代に、公用語とされていた言葉
です。その最大の分布では、イタリアを中心に、いわゆる、
現在の東欧地域(ルーマニアやユーゴスラビア辺り)を指す、
”ダーキア”と、フランス辺りを指す”ガリア”、そして
スペインやポルトガルを指す”ヒスパーニア”、また、
アフリカ北部を指す”アーフリカ”周辺で使われていた
言葉です。ですから、これら、地中海周辺の国の言葉は、
ラテン語の影響を受けていることになります。

例えば、スペイン語、ポルトガル語、ラテン語は、言葉と
してかなり近く、日常会話レベルでは通じる場面が多いと
聞きました。(スペイン語、ポルトガル語は知りませんので
本当かどうか、分かりません)

ただし、イベリア半島(スペインとポルトガル)は、かつて
イスラム教徒によって征服されました。そのため、スペイン語は、
イスラムの言葉、つまりアラビア語の影響が大きく、一方、
ポルトガルは、イベリア半島をイスラムから奪還するための拠点、
つまりアンチ・イスラム?だったので、アラビア語の影響はそれ
ほど受けていないそうです。(マジカルゲートのマガジンより)

イタリア語とポルトガル語は(地理的には離れていますが)、
共通の祖先のラテン語の血を引く直系の兄弟であり、スペイン語
はラテン語にアラビア語が混血した言語といえるそうです。

もし、皆さんの中で、アラビア語を勉強された方がおられたら
ついでに、ラテン語を勉強しておきましょう。そうすれば、
後で、スペイン語、ポルトガル語も楽に身につくはず??です。

文系の皆さんは、日本の法律は、ドイツの法学の流れをくみ、
ドイツの法学は、ローマ法からきたものであることから、
ラテン系の思想を受けていると言えますので参考になります。

理系の皆さんも、多くの西洋の学問は、

ギリシア→ローマ→イスラムの科学(0、1、2等の数字、アルカリ、
アルコールなどの言葉はアラビア語です。)→ルネッサンス→
そして、→ヨーロッパ近代の科学という流れがありますので、
生物学、天文学、化学などで、ラテン語を目にする機会が
多いと思います。

さて、ここで、ラテン語の具体的な特徴をひとつご紹介
します。ラテン語で、”父”、”母”をそれぞれ、
pater(パーテル)、mater(マーテル)と言います。
英語では、father(ファーザー)、mother(マザー)ですね。
ラテン語では、英語の”ter”の部分が、”ター”ではなく
”テル”と発音されるのです。アルファベットは、ラテン語
が後世に残した、偉大な遺産ですが、発音は、今の英語より
素朴で、聞いた感じも、日本人の耳にはやさしく聞こえます。

英語が苦手な人も、一度、源流に戻ってラテン語を勉強
すると、ちょっと、視野が広がって、余裕が出るかもしれ
ません。(と言っても、それどころでは、ないでしょうか)
泣き笑い

ラテン語の生まれた地中海地域では、
料理店のことを「タベルナ」といいます。
お客は食べたいのに、です。





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最終更新日  2010年12月11日 00時03分59秒
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