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カテゴリ:言葉と体質の関係
今日は、昨日から良い天気が続いています。
でも、ここ数日、気温はなぜか低めです。 特に朝方は、一度しまいこんだ、薄めの 毛布をもう一枚かぶらないと、寒く感じ ます。面白い現象です。 桜の若葉の緑色が、眼に色鮮やかに焼き つきます。みずみずしい青葉です。 さて、 連続して4週間、西洋の言葉、特に英語と アジアの言葉について、特に、発音の 違いについて、比較して書いております。 発音は、体の構造とも深い関係です。 また、呼吸の方法とも関係があるでしょう。 そして、その呼吸により、気持ちや、もの の見方や感じ方、考え方までが変わることを 考えると、発音は発音だけに留まることなく、 その言葉や民族や文化自体に深く関わって いると思われます。 ですから、言葉の大きな要素である、 文字よりも、さらに根源的なものとして 扱い、深く探ると色々と役に立つ事実が 見つかるのではないかと思います。 日本書紀が書かれた時代には、その民族の 伝記や伝説は、文字ではなく、口から口へ 口伝というスタイルで伝わっていたそうです。 それだけ、音は、文字より歴史があるのです。 英語の発音の特徴ですが、 1回目は、ネコの鳴き声をヒントに、 2回目は、テレビのアメリカ政府の報道官の ジェスチャーをヒントに、 3回目は、バッハの曲を歌う、コーラス グループの練習をヒントに、 4回目は、ヨガの聖音(マントラ)の母音を ヒントに、子音の特徴を書いてみました。 今週は、神道の「一霊四魂」をヒントに書いて みます。 先週、ヨガの聖音(マントラ)について 書いてみました。 マントラとは、マントラオームとも呼ばれる そうで、ヨガで大事にされる音です。しかし このマントラオームの、オームが、オーム 真理教を連想させることから、一般の人に 対しては使いにくいようです。 正座をして、意識の集中と心肺機能の強化を するために、「ア」、「オ」、「ン」の3つの 音を、長く続けて発声します。(復習です) 「ア」の音は、血液をアルカリ性にし、 胃腸の働きを良くし、正確を明るくします。 「オ」の音は、血液を弱酸性化し、性格を やさしくします。 「ン」の音は、中和音で、心身を統一し、 集中力を高めます。 これに対して、神道の「一霊四魂」では、 「ア」の音は、幸魂(愛)を表し、 「オ」の音は、和魂(親)を表します。 「ン」の音には特に書かれていません。 その他、「ウ」の音は直霊(なおひ)であり、 一霊四魂とは、一霊(ウ)四魂(ア、オ、エ、イ) となっています。 これらの音を、丹田を使って気(合)を入れて 発するのが、日本の武道や、能などの古典芸能 に共通する呼吸方でもあります。 英語は、子音が、さらさら流れるように発音 されるのに対して、アジアの言葉では、母音 重視の、まったりとした雰囲気を持つのは、 一つには、こうした丹田の使い方にも、理由 があるのではないかと考えています。 それは、漢字が、音だけではなく、その文字 のイメージを、想像力で、時には、芸術的に ふくらませていけるのに対し、英語のアルファ ベットは、もう少しドライで、効率、素早く 情報を処理していくのに適した構造をしている ような感じがします。 コンピュータープログラムは、ほとんどが、 アルファベットを使います。これが漢字や、 アラビア、インド系の文字であると、大変な 処理時間がかかりそうです。 「ア、イ、ウ、エ、オ・・・」 あまり、口の形を鋭角に変えなくても、 喉を広げて、お腹から声を出せば、何とか 発音できすでしょう。 しかし、英語の場合は、子音の発音を、 最終段階で、巧妙に出さないと、失敗します。 ある程度、舌や歯の使い方うまくならないと いけないわけです。敏捷性が要ります。 外国人が、日本語を話す時を想像してみて 下さい。 東京を「トッキョゥ」あなたを「ァナタ」 独特の発音をします。 その時の、感じの違いを、詳しく自分でも 感じ取ってみて下さい。小さな違いです。 外国人の発音は、お腹よりも、顔への負担が 大きくないでしょうか。 特に、下唇の下、あごを、張るようにしないと 外国人らしい鋭い音が出ない気がします。 英語を発音する時には、あごの皮膚を、少し 張り気味にして、口を横にも引張り気味に すれば、あまり舌がからむことも少なくなる ような感じです。 あまり、腹の底から、声を出すよりも、やや 上方、胸の辺りから、そして、あごの張りを 意識して発音する方がうまくいくようです。 「ヨガのマントラ」や「神道の一霊四魂」は 脇へ置いておかないと、英語の子音の流れる 速さにはついていけないでしょう。 母音とは、子音と比べて、口の形は簡単ですが 発音には、時間がかかるのです。 自分は、英語の発音はどうしても苦手だ! 単に、練習不足の人もいるでしょう。けれども 我々、日本人(特に古い?体質の人)には、 体の構造を抜きに考えると、自分を責めるばかり になってしまいそうです。 慣れない人には、頭への血の流れ方も変わる ようですので、良い気分がしないかもしれま せん。でも、その不快感には、それなりの 原因があるのだと割り切って、練習をすれば 少し、練習が楽になるのではないでしょうか。 クリントン大統領候補の演説での笑顔は、 日本人の、微笑みとは違い、ちょっと派手にも 見えますが、あごを横に開きながら、明るい 表情をすると、英語もうまくなる? (かもしれません。) 外国人の仕草を、よく観察すると、英語の 勉強、そして、アジアの言葉の勉強にも ヒントになることが沢山あるようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年04月26日 15時39分12秒
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