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カテゴリ:言葉と体質の関係
昨日は、初夏のような暑さでした。
初めて、短パン、半袖で過ごしました。 家の近くの桜の木には、サクランボが なっていました。4月に、他の桜より 格段に香りが良く、蜜蜂が群れていた のを思い出します。 一つ、つまんで食べて見ましたが、 甘くて苦く、何とも言えない味でした。 四川省の地震の被害は、当初の報道を さらに大きく上回る様子です。 これからどうなるのか、心配です。 さて、 ひと月以上も連続して、西洋の言葉、特に 英語と、アジアの言葉について、主に発音の 違いに注目して、比較して書いております。 発音は、体格や、筋肉、骨格など、体の構造 とも深い関係です。また、呼吸の方法とも 関係があるからでしょう。単語を丸覚えする ように一夜漬けでは、簡単にうまくなりません。 そして、呼吸により、気持ちや、ものの見方 や感じ方、考え方までが変わることを考えると、 発音の違いは、発音だけにとどまることなく、 その言葉や民族や考え方、感情、文化自体に 深く関わっていると思われます。 発音が変われば、体も心も変わる?でしょうか。 文字というものは、その時の権力者や支配者が 何か目的を持って、短期間で制定することに より作られることが多いようですが、発音は、 そう簡単には定着しません。 それは、発音を習得する方が、文字を習得する よりも、人の体に深い影響を与えるからだと 思います。記憶だけでは、覚えられません。 英語の発音の特徴ですが、1~7回まで、 下にメモしたようなことをヒントに、書いて きました。つまり、 1回目は、ネコの鳴き声をヒントに、 2回目は、テレビのアメリカ政府の報道官の ジェスチャーをヒントに、 3回目は、バッハの曲を歌う、コーラス グループの練習をヒントに、 4回目は、ヨガの聖音(マントラ)の母音を ヒントに、 5回目は、クリントン大統領候補の演説での 笑顔とあごの形をヒントに、 6回目は、機関銃の音をヒントに、 7回目は、歯の使い方をヒントに、 書いてきました。 今週は、くちびるの使い方をヒントに、 書いてみます。 くちびるとは、口の外側に飛び出た部分です。 英語を発音している時に、舌がからまるように 感じることがありますが、それは、口の中の 話です。でも、口の外側に注目してみます。 しばらく日本語ばかり使っていて、久しぶりに 英語を発音したときに、思うように話せない、 そうした経験がある方はおられませんか。 でも、しばらくすると、口がついてくるよう になる。口にも準備体操のようなものが必要で はないか、という感じがします。 準備体操の一つとして、 WOW ! (わー!(すごい))を連続して 発声してみましょう。 WOW ! WOW ! WOW ! でも、ただ WOW !というだけではなく、 本当に、わーすごい!という感じで、胸から 抑揚を大げさにつけて、発音します。 この、WOW ! は、口が大きく開く動き です。特に、下くちびるの下、ちょうどあごの 部分がひきつるような感じでちょうどです。 ”うわーお!” という感じです。 この「う」、「あ」、「お」の母音は基本的な 母音で、口も大きくシンプルに動きます。 ヨガには、発声体操というものがあります。 「あ」は、両手のひらを開いて、精一杯に 上へ手を伸ばし、空を見上げて、「あー!」 という感じです。性格が明るくなるそうです。 「い」は、あごの下に、両手のひらを支える ようにしてつけて、「いー!」と叫びます。 顔が花、手のひらが葉っぱのような感じです。 決断力がついたりするようです。 「う」は、胸の前で、両手を握ってクロスし、 「うー」と口をまるめて発声します。 忍耐力をつけるようです。 「え」は、両手首を外側に反らし、手のひらを 上にに向け、片足を前に大きく90度に踏み出し、 「えー!」と叫びます。精力がつきます。 「お」は、片足を、半歩前に出し、両手で メガホンをつくり、山に向かって叫ぶように、 「おー!」と叫びます。優しい性格になります。 いずれにしても、口を大きく開けるのです。 母音の準備体操が終われば、ちょっと、繊細に、 子音の準備体操をしておきましょう。 Tropical(トロピカル:熱帯の)と発音して ましょう。この時には、カタカナ読みではなく、 チュロピカル、ぐらいに、大げさにくちびるを 丸め、歯と歯を重ねて発音してみましょう。 まるで、口を丸めた、タコのようです。 次は、 Hit(ヒット:打つ)です。この、”ヒュ”と ”ィッ”、”チュ”の音は、英語らしい音です。 決して、カタカナ読みのヒットではありません。 連続して、Hit、Hit、Hit です。 お腹がへこんだりするのを感じましょう。 くちびるは横へ、大げさに開き気味にします。 これで、基本的な準備体操は終わりです。 次に、本番ですが、ここで、くちびるに注意を 向けます。英語を話し続けている時に、自分の 鼻の下から、くちびるの動きが見えるように、 英語を話すようにしてみます。 そうすると、口を丸めて伸ばしたり、特に上の くちびるの動きが、よく見えるでしょう。 これで、試しに英文を発音してみましょう。 いかがでしょうか。日本語はのっぺりと口を あまり動かさずとも発音が出来てしまいますが、 英語では、オーバーなメリハリが必要です。 最後に、くちびるの体操について書かれた本を 紹介します。英語だけでなく、風邪の予防にも 効果があるそうです。私も4年ほど続けてみま したが、確かに、口が締まった気がします。 「くちびる美人ダイエット」、私の場合は、 顔の下半分に変化が出たようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月24日 15時30分01秒
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