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アジアの言葉を丸かじり

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2009年09月05日
XML
カテゴリ:比較とまとめ
9月に入り、数日立ちます。

残暑は厳しくないのかなと、期待半分、
野菜の不作など、心配半分でしたが、
今日は、午後になって、クーラーを
使うほどの暑さになりました。

先週末に、沖縄(西表島)に行って
きました。石垣島や、沖縄本島の
首里城など、カラフルな色彩の南国の
夏を初めて体験しました。

写真は、黄色いハイビスカスです。
赤い色のハイビスカスは、庭にも咲いて
いますが、黄色いのは初めてでした。
hibiscus3.jpg

また、下の写真は、サンゴ礁の海で
水中で撮影しました。
nettaigyo.jpg
水中撮影は初めてでしたが、いつもの
デジカメでお気軽な撮影が出来ました。
お気軽水中撮影の方法です。

7月から、アジアの言葉を10カ国以上、

韓国語、中国語、ロシア語、タイ語、
インドネシア語、ヒンディー語、
アラビア語、ヘブライ語、ペルシア語、
トルコ語、ラテン語まで、まとめて
総合的に比較してみるという企画で、

1.文字の比較(7月)
2.音声、発音、発声の比較(8月)
と進んできました。

今月は、「文法」について考察して
みますが、確かに、文法といっても、
範囲が大きすぎるので、名詞や動詞、
形容詞の変化、それと単語について、
比較してみます。

いつものように、比較表を用意しました。
(大体のイメージ)
asia-table-grammar.jpg
アジアの国々の発音・発声の比較です。

アジアの言葉の「文法」については、
ブログの日記で一度に書きにくいので、
下のHPにしてあります。
アジアの国々の言葉の比較です。

外国語、例えば英語を勉強していて、
難しいなと感じることがらの一つに、
文法があります。

日本語の文法も、決して簡単では
ないのですが、英語では、主語の
人称や、数によって、動詞の形が
変わります。これが、まず初めて
ぶつかる問題です。

例えば、「彼は、~をする。」という
簡単な文の場合について考えて
みましょう。

英語では、

He does ~. です。

ここで、「あなたは、~をする。」の
場合になると、

You do ~. です。

動詞が、does や、do に変化します。

このような、動詞の変化があるか、
ないか、ということを考えてみると
英語は日本語より難しいのです。


なお、英語は、動詞の変化は、主語の
人称や、数だけですが、アラビア語や
ヘブライ語では、同じ三人称単数でも、
男性形、女性形で、動詞の形が変わるので、
大幅にややこしくなるのです。
アラビア語やヘブライ語は、共に、
セム語族です。

ヒンディー語や、ロシア語も、
英語と同様、動詞が主語の人称や、
数によって、形が変わります。

そして、ヒンディー語の場合には、
現在、及び、未来形で、男性、女性の
動詞の変化があります。
ロシア語の場合には、過去形で、
男性、女性の動詞の変化があります。

前にも書きましたが、文の中核となる語は、
「動詞」です。

この、「動詞」が変化するか、どうかで、
文法の難易度までが大きく変わります。

アラビア語やヘブライ語は、特に
この点が、英語より難しいところです。


動詞の性別による変化のついでのこと
ですが、「名詞」の性について書いて
みます。

アラビア語や、ヘブライ語では、
同じ名詞でも、男性形、女性形が
あるので、語尾が若干変化します。

例えば、学生のさんのことを、

アラビア語では、男子学生さんの場合
「ターリブ」女子学生さんの場合、
「ターリバ」になります。

ヘブライ語では、男子学生さんの場合
「ストゥデント」女子学生さんの場合、
「ストゥデンティット」になります。

また、教師のことを、

アラビア語では、男性教師の場合
「ムダリス」女性教師の場合、
「ムダリサ」になります。

ヘブライ語では、男性教師の場合
「モレー」女性教師の場合、
「モラー」になります。

一方、

ヒンディー語、ロシア語、そして、
ラテン語では、名詞の性によって、
アラビア語やヘブライ語のように、
形は変わらなくても、名詞自体に
男性、女性の区別があります。
(ドイツ語と同じです)

非常に、性の差を意識した言葉です。
文化的、宗教的な背景があると思わ
れます。


次に、「形容詞」の変化についてみます。

日本語の場合、

きれいな、女性、
きれいな、山、

きれいな、という形容詞の形は
変わりません。

しかし、ヒンディー語や、ロシア語、
ラテン語では、形容詞の形が、修飾する
後ろの言葉(人称や数)で、多彩に
変わるのが特徴の一つです。

これが、ヒンディー語や、ロシア語、
ラテン語を学ぶ上での、文法面での
大きな山の一つになります。特に、
ロシア語の形容詞の変化は、実に
多彩なもので、目を見張ります。

そして、アラビア語や、ヘブライ語では、
さらに、動詞と同様に、同じ三人称単数
でも、男性形、女性形で、形容詞の形が
変わり、さらに、大幅にややこしいのです。

頭が、混乱してきました。

以上の内容を、少し補強して、
まとめてみましょう。


今月は、文法について、がテーマです。

「名詞」「動詞」「形容詞」の3つの
変化について、比較してみました。

1)日本語、中国語、韓国語、タイ語、
  インドネシア語では、変化がありま
  せん。ここは、非常に学びやすいです。

2)アラビア語やヘブライ語は、人称と
  数に加えて、性別でも変化します。
  極めて多彩な変化で、学ぶのに努力を
  必要とします。

アラビア人やヘブライ人はセム族で
右から左に文字を書きます。初めての
人には、分かりにくい変化を持ち、
日本人には、学び辛い言葉のようです。

3)ヒンディー語やロシア語では、動詞は
  性別でも変化はしますが、その変化は
  限定的で、それぞれ、現在、未来形、
  あるいは、過去形だけ男性、女性の
  区別があります。

但し、ロシア語の形容詞の変化は、非常に
種類が多いので、学ぶのに覚悟が必要です。

ヒンディー語を話すインド人も、
ロシア人も、人種的には、コーカソイド
という人種で、皮膚の色が、黒い
白いはありますが、同じ人種です。

4)ラテン語は、名詞、形容詞で、
  男性、女性の変化がありますが
  動詞は、人称と数だけの変化。

5)ペルシア語、トルコ語の場合、
  英語と同じように、名詞、形容詞に
  男性、女性の変化はなく、動詞も、
  人称と数だけの変化。

文法面から言えば、比較的、学び
やすい言葉でしょう。

以上、文法面から言えば、上の理由から

1)→ 5) → 4) →
3)→ 2) → 1)

の順番で、変化がゆるくなってくので、
勉強するのがその分、易しく感じられる
かと思います。


次に、単語の話に移ります。

中国を中心とする「漢字系文字文化圏」
である、中国語、日本語、韓国語、
そして、タイ語は、1,2,3,4、の
発音が似ています。

但し、韓国語は、ハングル表記、
タイ語は、タイ文字ですので、
見た目は、大きく異なりますが。

インドネシア語と、アラビア語は、
雑誌(マジャラー、マジャッラ)
辞書(カムス、カームース)で
似ています。(前がインドネシア語
後ろが、アラビア語)

インドネシア語は、アラビア文化の
影響を受けていますので、単語にも
似たものがあります。但し表記は、
アルファベットと、アラビア文字で
大きく異なります。


ヒンディー語と、ペルシア語は、
1,2,3,4、の発音が似ています。
共に、インド・アーリア語族です。

但し、ヒンディー語は、テーヴ
ナーグリー文字、ペルシア語は、
アラビア文字ですので、見た目は、
大きく異なります。

アラビア語と、ヘブライ語は、
1,2,3,4、の発音が似ています。
また、その他の単語、例えば、
家(バイト、バイト)で同じです。
共に、セム語族です。

ここまでは、歴史的、民族的な背景
から、理解が出来る共通点です。


でも、それ以外のパターンでも、
似ている単語もあります。

語族も、人種も関係ないのですが、
アラビア語と、ペルシア語は、
薬(ダワー、ダワー)
本(ケターブ、キターブ)で
同じです。共通するのは、表記に
アラビア文字を使うことです。
アラビア系文字文化圏の言葉です。


また、ペルシア語とトルコ語も、
似た単語があります。
本(キターブ、キタプ)
お願いします(ロットファン、
リュトファン)
有り難うございます
(タシャッコルミーコナム、
テシェケルエデェリム)
但し、ペルシア語は、アラビア文字、
トルコ語は、アルファベットですので
見かけは大きく異なります。

トルコ語とロシア語でも、
新聞(ガゼーテ、ガジェータ)
どのように(カーク、カーシュ)
また、表記も、アルファベットと
キリル文字ですので似ています。

このような、現象が起こるのは、
(恐らく)地理的なものが影響を
しているのかもしれません。

特に、トルコ語が、アジア大陸を
横断する形で、アジアの各国の
言葉と、共通する単語を持つことは
非常に興味深いことです。

シルクロードで物の交流があったのと
同時に、言葉の交流もあったことが
大いに、予想されます。

以上、今月は「文法」を切り口に
して、大まかにですが、アジアの
言葉を比較して考察してみました。

「文法」はただの規則ではなくて、
アジアの言葉という切り口から
比較をしてみると、色々なつながりが
見えて、なかなか奥が深いものです。

文法・・・ということで、無機質な
内容になってしまったかも・・・。







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最終更新日  2009年10月03日 14時13分24秒
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