トルコ語の文法1(述語、否定、疑問)
花粉症の季節で、鼻がむずむずして困ります。薬を飲むと止まりますが、何となく、簡単に飲みたくなくて、(薬代もかかるし)我慢しています。昔、テスト中に、鼻水が止まらず、下を見ると鼻が出るので、問題を、一瞬で読んで、上を向いて考えて、一気に、下を見て書く・・・。考えることに加え、鼻が出ないよう、工夫するのが大変だった記憶がよみがえってきます。今週は、トルコ語の文法その1(述語、否定、疑問)となります。複数のアジアの言葉を、同時並行で学ぶと効率が良いことは、以前に書きました。今度も同じです。余裕のある方は、2007年12月8日の日記を読まれると分かりやすいです。WBC(ワールドベースクラシック)が始まりますが、野球を知らない人に、野球を教える時に、どうしますか。これだけは、知っておくと良い!!そういうルールを教える時に、何を選びますか?三振?ホームラン?ベースの回り方?語学も同じで、ある程度の仕組みはどの言葉でもほぼ同じです。その、ほぼ同じ部分、を押さえれば、後が楽になりますね。まずは、細かいところは置いとくとしまして、【これは~です。誰が~をする。】動詞を使うと、行動範囲が広がります。動詞表現は、最重要表現です。トルコ語でも、日本語の語順と同じで、主語+述部(あるいは、動詞)です。○は~です。日本語ですと、「 ○ + ~ です。」トルコ語だと、「 ○ + ~im 」”im”の部分は、主語(○)の人称と数、そして、述部(~)の最終母音によって、yim , um , yum ・・・と変わります。△は~する。日本語ですと、「 △ + 動詞。」トルコ語だと、「 △ + 動詞~iyor 」”iyor”の部分は、主語(△)の人称と数、そして、動詞(~)の最終母音によって、uyor 等と変わります。これらの、人称と数による変わり方は、規則的ですので、一度大体の感覚を覚えれば、後は、応用が効くようになります。言いやすいように変化させるのだなあ、と気が付きます。【~をしては、駄目だ。】否定の表現です。これも、重要ですね。イザ!という時(~しないで!等)に使えます。アジアの言葉には、大まかには、否定の表現方法には2とおりあります。一つは、動詞そのものを、否定形に変化させる。もう一つは、否定を意味する接頭語を動詞の前に入れたり、接尾辞を、動詞の後ろに入れたり、補助的なもので表現する方法です。後者には、韓国語、中国語、インドネシア語があります。(中国語は、”不”を使います。韓国語は、”アン”を使います。インドネシア語は、”bukan”や”tidak”を使います。)トルコ語は、前者(動詞そのものを、否定形に変化させる)のタイプです。”待つ”= beklemek です。この、~mek の部分は動詞で共通の部分です。例えば、”言う”= demek 。~の部分を語幹と呼びますが、語幹の後ろにmeか、maを入れると、否定形になります。”待たない”= beklememek です。”言う”= dememek 。makで終わる動詞もあります。”分かる”= anlamak です。この時は、maを、語幹につけ加えて、”分からない”= anlamamak です。【~ですか?、~をしますか?】このような疑問の表現には、大まかに、3つの方法があります。一つ目が、主語と、述語の順序が変わる言葉です。英語など、ヨーロッパの言葉に多いです。アジアの言葉(ラテン語、ロシア語、ペルシア語、アラビア語でも)普通は、見られないパターンです。そして、二つ目が、疑問の言葉(いわゆる、5W1Hと言われる、いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように)を使う方法、最後の三つ目は、文末の表現として、~ですか、などのように、疑問の音節を少しだけ、加えるというパターンです。中国語では、”~マ?”を使います。韓国語では、”~カ?”を使います。トルコ語は、二つ目と、三つ目が混ざった言葉です。例えば、”Bu nedir ?”=これは何?この表現は先月の日記で書きました。他にも、”ne”=何、何と、”ne zaman”=いつ”ne kadar”=どれほど、どれだけ”neden”=なぜ、どうして”ne”が疑問のポイントです。最後の三つ目です。トルコ後では、疑問の文末表現として”mi”を使います。Ali zengin(お金持ち) mi ? =アリは、お金持ちですか?”Bu(これ)gazete(新聞)mi?”=これは、新聞ですか?但し、”mi”の部分は、mi mu 等に変化します。(述部の最終母音により、yi変わります。)そして、~をしますか?の表現。トルコ語では、動詞の後に”mu”を入れます。ですから、”Siz(あなた)gidiyor(行く)mu?”=あなたは、行きますか?になりそうですが、”mu”の部分に、あなた、という人称と数を表現する”susnuz”がついて、”Siz gidiyor(行く)musunuz?”=あなたは、行きすか?になります。このように、パターンを比較しながら学ぶと、頭に整理されて入るので、効率が良いかと思います。春先は、頭がぼーーっとします。花粉症+年度末のため、睡眠不足です。