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まてぃの徒然映画+雑記

2006.12.11
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カテゴリ:その他の映画
先に「硫黄島からの手紙」を観てしまい、ぜひこっちも観たいと思い必死で観にいきました。

硫黄島の戦いとそのヒーローたちの帰国後を描いた映画。時間軸は並行しているので、順番は正しくありませんが、簡単なストーリーは以下。

キャンプでの訓練のあと、硫黄島へ向かう米軍。その必死さは船から落ちた一兵卒に救難浮輪を投げただけでそのまま見捨てていく姿からうかがえる。

グァムやサイパンのように簡単に陥落できると思っていた硫黄島。しかし、そこは本土防衛のため最前線として死を覚悟した日本軍の手強い持久反攻にあう。Corpsman!の叫びがそこかしこで聞こえる激戦。米軍は上陸してすぐに擂鉢山に星条旗を掲げるが、最初の星条旗は軍の高官が私物化し、交換された二度目の星条旗を立てる第3分隊。その星条旗を掲げる写真が厭戦気分のひろがる全米に報道され、二度目の旗を立てた6人はヒーローとなる。

そのうち3人は硫黄島でのその後の戦いで戦死した。残りの3人が、軍事費調達のための国債発行キャンペーンで全国をまわる。いつでも大歓声で迎え入れられる3人。しかし、アイラは自分がヒーローになることを受け入れられず、酒におぼれ前線への復帰を志願する。ギャグノンはヒーロー気取りでふるまう。そのどちらにも理解を示すドク。そんな彼らは。。。


イメージは戦争映画であり戦闘場面は充分すぎるくらい激しいが、やはりメインは3人の心理ではなかろうか。戦費調達キャンペーンのマスコットとして、軍のために働く3人。前線で戦闘することとは違う、しかしこれも軍人としての軍での仕事。そう割り切ることのできる人できない人。

ヒーローでありながらネイティブアメリカンとして一般人や軍上層部からも個人的に差別的言動を受けるアイラ。恋人までしゃしゃりでて、後ろめたさもなくヒーローを気取るギャグノン。命令として戦費調達キャンペーンに積極的に参加するも「Corpsman!」(映画内ではコールマン!と聞こえた)の叫びを常に幻聴として聞き続けるドク。アイラはハーロンの父親に真実を伝え、のたれ死ぬ。ギャグノンは忘れられたヒーローとして、ビルの清掃人で一生を終える。ドクは比較的幸せな戦後を送るが戦争のことは口を閉ざして語らない。

ドクの戦場での無精ひげがはえた大人びた表情と、国債キャンペーンでの幼い表情のギャップに絶句。戦場とは人をそうさせるものなんですね。そういうところもきちんと描かれています。

あとエンドロールでの実際の写真にも目を奪われました。こうしたところまで!心にくいかぎりです。

「硫黄島からの手紙」とは異なる視点(日米というだけではなく)で語られる戦争の一面。3人の本心は、常に彼らが言い続けてきた「自分たちは本当のヒーローではない、斃れた戦友こそが真のヒーローです」であろう。

先に「硫黄島からの手紙」を観ていたためか、戦場の場面では「同じ場面がこう描かれているのか・・・」と感心しきり。栗林中将が「戦闘開始!」と指令したからこの攻撃が始まったんだ、とか、どーんどーんの音があの手榴弾で自決する音だったんだなど。改めてクリント・イーストウッド監督に脱帽。

いろいろな意味で考えさせられる映画でした。

公式サイトはこちら

12/10 テアトル銀座


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最終更新日  2008.04.23 20:54:14


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