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まてぃの徒然映画+雑記

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2007.02.03
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カテゴリ:日本映画
愛を見直すことができる映画。

佐和子の父は、ある日突然「父さん、父さんを辞めるから」といい、父親を放棄する。母さんは一人でアパートを借りて暮らしている。高校を一番で卒業しながら大学に行かず、農業をやってる兄。佐和子は、そんなちょっと変な家庭の中で、一生懸命暮らしている。
中3の新学期とともに転校生がやってくる。大浦君は佐和子の隣の席になり、次第に二人は接近していく。佐和子は母の家にも自由に出入りするし、父親は大学受験を目指し、予備校のアルバイトをしながら勉強する。兄は突然恋人の小林ヨシコを連れてくる。

いろんなエピソードがありながら、高校にも大浦君と一緒に受かり、つきあってから初めてのクリスマス。しかし。。。


いきなり「辞めます」だからびっくりした。過去の出来事は後から語られていくのだけれど、背景を知らない一観客としては「えっ、なに?なにいってるのこの人。っていうか、この家族なんか変じゃない?」という感じ。

父さんは自殺未遂をしているし、母さんはその何年か後に家をでてしまう。見た目は崩壊した家族だよなぁ。でも佐和子は頻繁に母さんの家に行き、朝食は家族揃ってとり(父さんは父さんを辞めた後、朝食に揃わないこともある)、重大なことをその場で発表する習慣は変わらない。そして佐和子はかなり真面目に(学級委員などやりながら)普段を過ごしている。

そんなある意味まじめなだけの佐和子にほんわかあったかい思いをくれる転校生の大浦勉学。きっとそれが新しい心の支えになり、父さんが父さんを辞めたことも認められるようになったのかな。

そして乱入者の小林ヨシコ。”家族”だけでは近すぎてなのかどうなのか、解決できない問題を、他人である、でも兄の恋人で一緒に夕食も何度か食べた微妙な距離感の小林ヨシコが解決への道筋をつける重要な役回り。まさかそこまで重要な役割を担うとは、初登場のときは思ってもいなかった。

大浦君は、新聞配達で視界から消えたときに音が聞こえるような気がしたんだよね。キーッ、ガシャーンっていう。傷ついた佐和子を救えない家族。それは過去に負い目があったから。そして、みんな佐和子を甘やかしてあげることができなかったから。というか、佐和子に甘えてた?でも佐和子は、ヨシコの言葉で立ち直るきっかけを得た。

家族みんながお互いを支えあっているんだな、という感覚。いままで無意識に当たり前だったことが、大切な何かを失い、ヨシコの言葉を得て考えていくうちに、意識的に家族をしよう、という気になったのかな。自分はここ数年でそういう気持ちになったけど、さすが佐和子は家族の経験値が違う!16才にして目覚めたのだから。自分がいかに安穏の暮らしていたかってこと。

家族の再生の物語、とよく言われているようだけど、女の子の精神的な成長物語としてのほうが、自分には受け取りやすかったな。そして最後のミスチルの音楽。曲はいいんだけど、もっとボリュームを落としてほしかった。。。残念。

最近日本映画を見る機会が多くなり、佳品がたくさんあることに気づきました。

公式サイトはこちら

2/3 渋谷Q-AX


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最終更新日  2008.05.28 21:53:00
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