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まてぃの徒然映画+雑記

2008.09.23
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カテゴリ:台湾映画
邦題から、甘く切ないお話かな、と思っていたけれど、観てみたら重苦しいってほどではないんだけどもなんだかシビアなお話でした。

妻に逃げられ酒浸りになっている父親に代わって、時計屋を切り盛りする青青。といっても、ローカル線の駅前にあってけっして繁盛しているふうでもなく、近所の人の時計修理で何とか店がやっていけてる様子。

お店の中にはもちろん時計がたくさんあるのだけれど、青青が朝起きるのに、それぞれ違った趣向の目覚まし時計をたくさん、それこそ自分の部屋から階段の一段一段、そしてお店まで並べてあるのは、さすが時計屋さん。

そんなある日の夕方、高校の同級生だったという子涵が店に訪れて、腕時計の修理を依頼する。支払いはいつも器用に箱型に折られたお札。そんなことが何度か続くうちに、会話も交わすようになり、子涵は高校時代の青青の日課を事細かに語りだす。そんな子涵に青青も好意を抱くようになり、一緒に滝へデートに行く。この道中の風景がまたいいんだよねー。のどかで緑豊かな線路沿いを歩いていく二人の姿。トンネルの中で叫んだりして。

しかし、いざ森の中の滝について、水に入ると態度も表情も一変した子涵。青青が水中に落としてしまった時計を捜しているのを無視して、どこかへ行ってしまう。

それからお店にこなくなった子涵を心配して、10年も前の高校時代のアルバムを取り出して彼の実家に電話をかけてみると、子涵の両親から「あの子はもうずいぶん昔に亡くなったのよ」と青青は告げられる。一体青青の店に来ていた彼は誰だったのか?

そのころ、精神病院に入院していた柏宇は、夕方になると時々記憶をなくしているのに苛立っていた。彼は子涵の高校時代の親友で、、、


「盛夏光年」の張孝全が、眼鏡と態度、表情、視線などで子涵と柏宇の一人二役を演じ分ける。ストーリー的には霊魂の存在を思わせる流れで、少し不思議な雰囲気がうっすらと感じられるなか、おどおどとして自信なさげな子涵と、険しい視線と表情でいらついている様子が印象的な柏宇の二役は、なかなかの存在感。

青青役の郭碧[女亭]は、この映画が映画デビュー作。モデル出身で、大きな目が印象的。子涵に言われて思い出し、10年ぶりに吹いたハーモニカの音色が耳に残る。

柏宇の描く水に関係した画と子涵の100元札で折った箱は、青青の時計屋のアンティークな風情とあいまって芸術的な色合いをこの映画に与えている。そしてローカル線の汽車と線路を追うカメラもいい感じを醸しだす。

公式サイトはこちら

9/15 シネマート六本木 台湾シネマ・コレクション

クリックで救える命がある。






最終更新日  2008.09.24 06:57:18
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