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まてぃの徒然映画+雑記

2009.03.09
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カテゴリ:中国映画

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陳凱歌(チェン・カイコー)監督が「覇王別姫」以来、再び京劇をモチーフにした作品で、実在の女形名優、梅蘭芳の生涯を描く。

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映画の前半では京劇の革新に目覚め師匠との対決に臨む若々しい青年時代の梅蘭芳を映画初出演の余少群(ユィ・シャオチュン)が印象的に演じている。その若々しさと女形の演技の美しさは目をみはる美しさで新鮮そのもの。でもね、大ベテランの十三燕との対決は新旧交替って感じでばっさりといってしまうんだけど、観客席ががらがらでも演じ続ける十三燕にもこれまでの京劇を背負ってきた男の意地を感じました。余少群は、きっと中国映画界の新しいスターになるだろう。これから要チェックだ。インタビューはこちら

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そして円熟時代の梅蘭芳を黎明(レオン・ライ)が演じる。自宅を担保に入れながらアメリカ公演に挑戦したり、章子怡(チャン・ツーイー)演じる男役の京劇役者、孟小冬との叶わぬ恋があったりと、この時期は舞台よりも白の三つ揃いスーツを着ている姿を多く目にする。この白い姿がまた舞台にすべてを捧げている梅蘭芳の姿を表しているようで心に残る。

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孟小冬との出会いはとあるパーティー。そこで即興で孟小冬と一緒に「遊龍戯鳳」を演じたシーンも好きな場面の一つ。男性の女形と女性の男役が、舞台衣装なしで歌い上げるその姿は不思議なもので、歌舞伎の女形と宝塚の男役が共演するとこんな感じかなぁ、なんて思ったり。

やがて日中戦争が始まると、田中少佐(安藤政信)は梅蘭芳に何とか京劇を演じさせようとしてなだめすかしたり監禁したりするんだけど、結局梅蘭芳は記者会見前にチフスの注射を打ち、ひげをはやすことで女形を演じないという意志表示をする。日本占領下では京劇を演じないというのが、一つの矜持だったのだろう。戦後、復活公演の舞台を演じるのかと思ったらあっさりと流されてしまったのは、まだ歴史的に新しくて振り返るまでいってないのかな?

梅蘭芳は京劇に人生を捧げたが、妻の芝芳や義兄弟の契りを交わしたプロデューサー的な役割の邱如白も梅蘭芳に人生を捧げて、ともに同じ時代を生き抜いている。伝説的な大役者も一人ではなくて、影に支える人がいてこその活躍なのね。

比べるものでもないんだろうけど自分の印象では、「覇王別姫」は時代の流れに翻弄されながらも愛憎溢れる人間模様だったのに対して、こちらは梅蘭芳という実在の京劇の名女形の伝記映画的な側面も手伝ってか、ちょっとおとなしくまとまってるかな、という感じ。

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黎明も章子怡もいいけれど、余少群がこれからどんな活躍をするか楽しみです。といいつつ章子怡の写真で終わってますが。。

公式サイトはこちら

3/8 新宿ピカデリー
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最終更新日  2009.03.10 22:21:37

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