まてぃの徒然映画+雑記

2010/10/30(土)01:09

クロッシング(試写会) BROOKLYN'S FINEST

その他の映画(68)

ニューヨークのブルックリンを舞台に、3人の警官が主役となって物語は進む。 エディはあと7日で定年退職をする身分、厄介ごとには関わらず、平穏無事に退職日まで過ごそうと思っている。しかし署の方針で、血気盛んな新人警官の教育役として一緒にパトロールに出かけるはめになる。そして万引き騒ぎの現場でちょっと離れたときに新人警官が暴発してしまい、事件の処理をめぐって署の上層部と対立する。そのまま退職の日を迎えて事務的に退職手続きがすみ、馴染みの売春宿へ行くが女に振られてしまう。車の中で失意にひたるエディの目の前を、署で見た行方不明の写真の女性が男に連れられて、車でどこかへ行く。警官の性で追っていくが。。。 タンゴは潜入捜査官、ストリート仲間の信頼も厚く、ボスであるキャズの服役中にはグループの中心的な存在として、ヤクの売買に携わってきた。そしてキャズが出獄してくると、昇進と引換えに潜入捜査の最後の仕事が与えられる。それはキャズをはめる仕事、気の進まないタンゴは途中で仕事を降りるが、キャズは仲間に襲われて命を落とす。復讐に燃えるタンゴは仲間のたまり場に行く。。。 サルは麻薬捜査の強行班で、ヤクの現場を抑える仕事だが、私生活では子だくさんで引越しをしたいが金がない。新居の頭金が足りなくて、もう何度か現場の金に手を出していて、同僚もサルの不審な動きを怪しく思い始めている。頭金の期限が明日へと迫ったその日、予定されていたガサ入れが中止になったが、サルは一人でガサ入れをする予定の場所へと向かう。。。 邦題だと、最初はばらばらに活動していた3人が最終的に同じ事件にいきつくイメージがあるけれど、実際には最後に行った場所が同じアパートメントだったってだけで、まあタンゴのグループの現場をサルの強行班が摘発したり、といった関係はあったけれど、基本的には3つの独立した物語で、まったく3人の主人公の絡みはありません。 共通点は同じNY市警でブルックリンに勤務しているということぐらいで、誤解を怖れずにいうと、ブルックリンが舞台で警官が主人公の中編映画を3つ、特段の深い意図もなく一本にまとめました、という映画です。 それぞれのストーリーだけでも充分に面白い映画になりそうで、自分は特にタンゴのストーリーが好きですが、なぜ3つの物語をまとめたのか、製作者の意図がよくわかりません。 エディの物語なら、新人警官とペアを組むはめになったベテラン警官の最後の7日間を描いたり、タンゴなら潜入捜査官の苦悩と潜入を抜ける最後の大事件など、優に一本の映画にできると思うんだけど。サルのはちょっと思いつきませんが。 主人公の3人を結びつける何かが欲しかったところですね。それがブルックリンなのかもしれませんが。 公式サイトはこちら。 10/19 九段会館

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