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亜州茶亭へようこそ

亜州茶亭へようこそ

台湾2005・・オタクは世界をつなぐ!

そもそも、S先生と家人1は、ある趣味を通じての知り合いである。
(その趣味についてはトップページのどこかにヒントがありますので、お暇な方は探してみてくださいな・・・そんな物好きなひとはいないって・・)

趣味といっても、そのために、台湾どころか、ベトナム、マレーシア、さらにはラオス、中米はホンジュラス、グアテマラまで出かけたヤツであるから、すでに、オタクの域に十分入っていると思われる。

S先生の家に案内された家人1は、それこそお目目キラキラ状態。英語は、シンガポールで、「グッドモーニング!」とやって、誰にも理解して貰えなかった実力の持ち主である。中国語は上海人の友人F博士と付き合うようになってから、上海語を少し覚えた程度。言葉はrinだけが頼りなのだ!(そういうこちらも、英検2級は断念した実力?。小学生の間は英語教室通いをしてたし、数年前には英会話教室にも2年くらい行ったんだけどね~)

だが、趣味の言葉は世界共通。なんとか話が盛り上がってしまうのは凄い。ときどき、こちらに通訳を求めるけれど、ほとんど二人でほっといても大丈夫。侮れないのは、オタクの情熱である。

そういえば、ここ台湾でも、日本のアニメ、漫画、ゲームは大人気。台湾版コミケもあるそうだし、アニメイト(池袋が本店のアニメ、漫画の専門店)台北店もある。テレビでは、「鋼の錬金術師」放送中。
台湾の漫画家も実力をつけ、日本の雑誌に連載しているひともいるそう。
本屋でちらっと見た「漫画シェークスピア・リア王」。レディコミ系の麗しい絵で、これなら日本でも売れるだろう。(買ってくればよかった、とちょっと後悔)

男子向きのほうはもっと凄い。CDショップは大きな目にメイド服の美少女ポスターだらけ。「萌単」のポスターまであった。「萌単」とは、日本でも売れに売れた美少女イラスト満載の受験英単語参考書。・・・と、こんなとこで間違ってないでしょうか。実際見たことないのですが・・・

台湾の嗜好は、ほぼ日本のまま、という感じ。現在は、圧倒的に日本からの流入が多いが、これからは、台湾作家の作品が日本でも増えていくだろう。 文化交流というと、どうしても芸術性の高いもの、という意識があるが、こうしたエンタメやポップカルチャーの交流はどんどん盛んになったらいい。 エンタメのほうでは、「F4」という超イケメン4人組が日本でもブレイクし始めている。以前から、香港・台湾明星迷は少なくなかったが、現在の状況は、また少し違ってきているようだ。
かつては、中国語映画や香港が好きで、そのうち向こうのタレントも好きになった、という人が多かったように思うけれど、今は、「F4」と例えば「V6」は、最初から同じ土俵に載っていませんか?
「F4」は日本の人気漫画が原作のドラマでブレイク。詳しい事情を知っているわけではないが、日本に売り込むことを意識して、プロデュースした部分があるように思う。そして実際に、「F4」で初めて台湾のことを知り、彼らを追っかけて、初めて中国語圏に旅をした、という若いひとも少なくないだろう。

日本と台湾に関して言えば、ポップカルチャー界はひとつになりつつある。かの大陸中国でさえ、大学にコスプレ同好会が出来、活発に活動しているそうだ。

そう、オタクには国境がない。世界中どこに行ったって同じ話題で話が出来る。
「アニメイト」台北店で買い物する、「F4」のイベントに参加する、なんて目的で全然いいじゃない。どんどん出かけましょうよ。

というわけで、日台おじさんオタク交流会は、盛り上がりつつ無事終わったのでした。・・・おかげで、台中観光どころではなくなってしまった!

写真は台湾鉄路の特急自強号。下車したところで、パチっ!。
jikyougou


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