2005/10/22(土)09:39
SさんとFさん・・北京人VS上海人
このときのの北京旅行では、同行の方の友人であるSさんが案内をしてくださった。
Sさんは、東大に留学していて、現在は日本の文部科学省にあたるところにお勤めの、「超」が10個くらいつくエリートである。
まだ、30代前半くらい、物静かで上品な物腰の男性。ちょっと小柄だが、丸顔にくっきりした目元が可愛らしい(?)方である。一般的な北京の人たちと少し感じが違うのは、朝鮮族だから、ということだった。北京の漢民族は細身長身で、目が細いすっきり顔が多い。
お話していても、真面目そうな人柄が窺われる、好青年だ。やはり、北京は王城の地だけって、品がいいなあ、としみじみ感じる。
Sさんと比べて思い出すのが、上海人のFさん。
こちらも、日本留学中、家人1の職場にアルバイトに来ていたのがご縁で親しくなった。家族ぐるみでお付き合いしていたので、かなりくだけた話もできる関係である。
が、それはよいのだが・・・くだけ過ぎるのも考えもの。
お昼どきの回転寿司屋で、甲高い声で下ネタをがんがんしゃべりまくる。おいお~い。かな~り恥ずいよ~!もっと品良くいこーよー!
そして上海から、鹿の角だの蛇だのが入った、怪しげなクスリやお酒を山のように持ってきてくれる。・・・し・か・し・・・この類のものは、ひどくマ・ズ・イの・だ!
いまだに残骸が転がっている。効果のほど?どーでしょ?
それでもFさん。日本で文学博士になった。数年前に上海に戻り、元の職場で偉くもなった。堂々とした長身なので、ダークスーツなど着こなすと、かなり、立派に見える。
4年前に上海に訪ねたときは、体調が悪いのに、出張先の北京からとんぼ返りした翌日、杭州まで付き合ってくれた。
涙が出るほど義理堅いひとだ。
「恩人だからね~」
とFさんは言ってくれる。
うちで、何度か鍋料理ごちそうしたくらいなんだけど・。
万万万一!Fさんが天安門の壇上に並ぶことになったら、うちら、「老朋友」になるんだよね。
(そういうことは、絶対ない、ない!by家人1)