羽田から白浜空港までは1時間10分ほどのフライト。離着陸を除くと、のんびりできるのは40分ほどです。紀伊半島先端に近い白浜は、本州で一番南のほう。飛行機も、太平洋のほうにぐぐっと南下していきます。地上のお天気はまずまずですが、やはり雲ひとつ無い快晴・・・とは行かなくて、雲海の上に頭を出す富士山。
改めて、富士山の高さを実感します。
白浜空港に着陸後は、搭乗時と反対の手順。降機は最後。こじんまりとした空港なので、移動距離が少ないのがいいですね。前もってお願いしておいた「サンキョータクシー」さんが迎えに来てくれています。車イスの積み込み、後部座席への移乗は、空港のスタッフとドライバーさんがサポート。(実は、乗用車の後部座席に乗るのは案外難しいのです。助手席のほうがドアが大きく開くので乗り降りしやすい。車の場合は、ドアの窓を全開して窓枠を持ち手として利用できます。勿論、天井についている取っ手が一番役に立ちます。)
ホテル古賀の井さんは、HPでもバリアフリー対応を全面に出してPRしているだけあって、車イスユーザーやお年寄りを含むファミリーが目立ちます。段差のある場所にはスロープを切ってあります。スタッフもハンディキャッパーの扱いに慣れている感じ。
部屋は車イス対応の和洋室です。
ベッドルーム部分だけでも、ちょっとしたビジネスホテル並みの広さ。落ち着いた色合いの内装も悪くないです。
建物は老舗ホテルだけあって、古さが目立つ部分もありますが、見た目を新しく豪華にするのではなく、実用的な部分できっちりお金をかけて整備した、という感じを受けます。
和室部分。希望すれば、こちらにお布団をしいてもらうことも可能。ベランダつきでベイビュー。これはなかなか!