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テーマ:食べ物あれこれ(49628)
カテゴリ:日々つれづれ
昨夜の「秘密のケンミンショー」、いつもいつも、日本は広いなあ、と感心する番組です。いちおうワタクシメ、東西比較文化などは、ちょこっと専門に齧りましたんで、各地の文化の違いには、かなり詳しいほうとは自負しておりました。
それでも、このネタにはかなりオドロキ。 関東のお鮨ではおなじみのかんぴょう巻き,これが大阪にはないなんて! かんぴょう巻きとは、細巻き(直径2センチ程度)の海苔巻きで、甘辛く煮付けたかんぴょうのみ(これが重要!)を巻いたもの。 そういえば、京樽など、関西系のお鮨には、かんぴょうだけでなく桜でんぶや卵焼きなどたくさんの具を巻いた太巻きはあるけど、かんぴょう巻きは見たことないかも。 江戸系のお鮨屋さんなら、高級店から回転寿司、小僧寿しにいたるまで、必ずあるかんぴょう巻き。にぎりの締めには、かんぴょう巻き。酸味のあるシャリと甘辛いかんぴょうのコンビネーションは抜群!というか、かんぴょう巻きだけでおなかをいっぱいにしてもいいくらい! (実は大好きなんです。) お弁当でもおなじみの助六寿司。この名前の由来は、歌舞伎の「助六」という演目です。主人公は浅草のイケメン助六くん、その恋人が、吉原の売れっ子おいらん「揚巻」さんで、その揚げ、から、お揚げを使ったお稲荷さん、巻き、で海苔巻きを詰め合わせたお鮨を、助六寿司と名づけた、というのがもっぱらの説。江戸っ子独特のしゃれですね。 さて、助六寿司。関東ではお稲荷さんにかんぴょう巻きのセットが定番。たまに太巻きが加わることもありますが、かんぴょう巻きがかけることはない。ところが大阪の助六寿司は、お稲荷さんと太巻きのセットだそう。だいたい、大阪のみなさんは、かんぴょう巻きの存在をご存じない。 たしかにね~、一見地味なお鮨ですよね。見た目、茶色だし、あんまり美味しそうに見えないかなあ。 でも、このシンプル極まりないところが、クセになる美味しさなんですが。 だいたい、一口でキレイに食べられて、お手軽でしょ?実は、ワタクシメ、ものを食べるのがあまり上手ではないので、関西系の太巻き、どうしてもぐちゃぐちゃになっちゃうのです(汗)。京樽の茶巾寿司にいたっては、なんで、こんな食べにくいもんをセットするんだ!と怒りたくなる(笑)。 ええ、太巻きも茶巾寿司も、家で食べるときは、包丁で一口サイズに切っていただいております。いやいや、お味は美味しいんですが。 ああ、それに比べたら、なんて簡単にウツクシク食べられるのか、かんぴょう巻き!指2本でつまんで、お口にポイ!スマート!&スタイリッシュ! もしかしたら、その辺が、せっかちでカッコつける江戸っ子気質にフィットしたのかも? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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