「レ・ミゼラブル」
日本でも東宝が何度も公演しているミュージカル「レ・ミゼラブル」の映画版。原作は、フランスの作家ビクトル・ユーゴーで、日本では「ああ無情」というタイトルです。子供のころ、世界名作文学で読んだくらい、という人が大半でしょうか。(ワタシもそうです)で、これはお勧めです。何か1本映画を見たいけど、迷ってる。というなら、これです!ミュージカルを見たことのある人はもちろん、ミュージカルも原作も知らない、という人も大丈夫です!全編歌なので慣れないと違和感を感じるかもしれませんが、逆に、セリフを丹念に追う必要がなく、ストーリーもわかりやすいと思います。が、何よりも、歌のチカラです。大体、人前で感動をあらわすなどかっこ悪くてとんでもない!というハードボイルドな人がみても、「これは反則技だぜ!」というシーンがあります。やせ我慢が完遂できないかもしれませんので、ティッシュとハンカチお忘れなく!こんな映画が作れるうちは、まだまだ人間界捨てたもんじゃない。後世に残したい名作に間違いなく入る1本。