辻村深月「傲慢と善良」/三升漬け
辻村深月さんの「傲慢と善良」は、結婚しない?出来ない?現代の若者の姿を描いています。恋愛経験も多いのに結婚に至らなかった男性、結婚したいと思う人と出会わないと悩む女性。その二人が婚活アプリで出会い、もう2年も付き合っているのに、結論を出さない男性。傲慢と善良 (朝日文庫) [ 辻村深月 ]主人公・西澤架は、坂庭真実とは婚活アプリで出会って、もう2年越しの付き合いだった。親友に紹介すると、「いい子だから決めちゃよ」といわれるが踏ん切りがつかないでいた。ふと周りを見ると、結婚して子供がいて幸せそうな友人たち、一人でいるのは自分だけ。そんな焦りから婚活アプリを介して真実と付き合いだしたのだが…結婚に躊躇う架。ある夜、「助けて、助けて、あいつが家にいる~」という真実からの電話が入る。驚いた架は、僕のマンションまでタクシーで来て、車から降りないで待っていて、と答えて、急いで自分のマンションまで帰ると、真実がタクシーから飛び出してきた。以前からストーカーに付け回されていた、この日帰ると家にいた、とガタガタ震える真実、その日を境に架のマンションで二人は同棲するようになり、結婚を決意する架だった。その真実が、突然行方が分からなくなり、何日も連絡が取れなくなった。ネタバレになるので、この辺で。未婚の男女が増えて、結婚願望も薄い男女が増えているそうだ。私達世代は、さっさと結婚しないと肩身が狭い世の中だった。多様性を認める、ということはいい面でもあるけれど、結婚については危うい所もある。今では結婚前の同棲も当たり前で、暮らしてみて合わなかったら、結婚はしない、とか。結婚も子供を育てるのもお金がかかるから、一人がいいと考える人もいるそうだ。私自身は、そう早い結婚でもなかったけれど、娘二人を得て、やがて孫が出来てみたら、自分の命が未来に繋がっているという実感が得られて、3人の孫たちは宝物と思った。結婚しないで一人でいたら、到底味わうことは出来なかった喜びだと思う。だけど、この価値観を押し付けてはいけないという戒めが「傲慢と善良」の言いたい所だ。親にあまりにも庇護され過ぎた「いい子」の一人の女性が成長していく様が描かれている。庭の小さな私の畑では、唐辛子がどんどん実をつけています。なかなか赤くならないので、三升漬けを作ることにしました。唐辛子(200g)・醤油(200㏄)・麹(200g)、同じ分量で漬け込みます。冷暗所で保存、麹が柔らかくなってから瓶詰にして冷凍保存しています。納豆・しらす・この三升漬けを混ぜて、ご飯にかけて食べるのが好き。【送料無料】山下食品 三升漬け ピリッと唐辛子が食欲をそそります レターパックプラス 送料込み 追跡サービス ポイント消化 お試し