カテゴリ:垣谷美雨
この小説は映画化されているので知っている方も多いでしょうね。
主人公後藤篤子さんは、娘の結婚式のことで悩んでいた。 相手は金持ちのお坊ちゃん、娘が肩身が狭くないよう結婚式に 600万も出すという夫。 定年まであと3年しかないのに預金は、一千二百万円。 一生懸命真面目に働いていたパートはクビ。 そして舅が亡くなり、葬儀代は俺が長男だから「うちが持つ」という夫。 残った姑の生活費はどうするの~? いくら篤子さんがキリキリして悩んでいても、夫はのんびり鷹揚に 構えている。 定年まじかの50代夫婦の老後の心配をリアルに描いていて面白かった。 私がこの本を読んだときは、老後の暮らしも年季が入っていた時だった ので、なんとなく「おかしみと悲哀」もうんうんと頷けるものだった。 解説の室井佑月さんが、生活の不安に勇気とヒントをあたえる 家計応援小説と書いています お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.04.02 04:32:19
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