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本の虫の読書ノート

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2024.09.10
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カテゴリ:生き方エッセイ
ドラ・トーザンさんの「フランス人は年をとるほど美しい」を読みました。
ドラさんは、日本で最も有名なパリジェンヌだとか、知りませんでした。


フランス人は年をとるほど美しい[本/雑誌] (だいわ文庫) / ドラ・トーザン/著

パリ生まれのエッセイスト・国際ジャーナリストで生粋のパリジェンヌ、
NHKテレビ番組「フランス語会話」に5年間出演していたそうです。

2015年に出版された本ですが、2018年文庫本になりました。
最近、近所の本屋さんで人気の本として紹介されていました。

「美しい」ということが顔の美醜だけでなく、生き方を指しています。
日本では、若くて可愛いということがとても大事にされていますね。

もちろん、70代の私が若い方の肌を目にすると、その張りがあり、
生き生きとした表情に「美しい」とハッとすることがよくあります。

若い、と言うことだけでも魅力的で、見る方も嬉しい気持ちになります。
シミ・シワの多い顔を眺めているより、同性か見ても数倍楽しいでしょう。

でも、フランス人のドナさんは、こう言い切ります。

もちろん若い時のほうがかわいいし、若い時のほうが元気です。
でも、だんだん年をとると、自信を持ち、そして自由になる。
だから人生が面白くなり、また違う美意識が養われるのです。

誰の人生でもなく、自分の人生を生きると、年を取っても変らない。
「好きなことだけで生きる」とずっと若い。

この「好きなことだけで生きる」というのは、身勝手なふるまい、
ではなくて、好きなことを存分に楽しむということなんです。

「自分らしく、好きなことをして今をいきているか」が大事。

フランス語では「やりたいこと」と「生きている」という単語の発音が
同じだそうで、生きるとは、してみたいことはためらわずすること。

もう年だから、と「してみたいことを諦めない」ということなんですね。

私も好きなことばかりしてきた方ですが、それでもまだまだ…です、
フランス人のように魅力ある年寄りになりたいと読んでみました。

フランスと日本では文化も違い、発想に途惑う部分もありますけれど、
素敵な女性として老いたいと考えている方は、ぜひ読んでみて下さい。

フランス人は年をとるほど美しい[本/雑誌] (だいわ文庫) / ドラ・トーザン/著












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Last updated  2024.09.10 06:30:14
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