テーマ:本のある暮らし(3308)
カテゴリ:生き方エッセイ
ドラさんは、日本で最も有名なパリジェンヌだとか、知りませんでした。 フランス人は年をとるほど美しい[本/雑誌] (だいわ文庫) / ドラ・トーザン/著 パリ生まれのエッセイスト・国際ジャーナリストで生粋のパリジェンヌ、 NHKテレビ番組「フランス語会話」に5年間出演していたそうです。 2015年に出版された本ですが、2018年文庫本になりました。 最近、近所の本屋さんで人気の本として紹介されていました。 「美しい」ということが顔の美醜だけでなく、生き方を指しています。 日本では、若くて可愛いということがとても大事にされていますね。 もちろん、70代の私が若い方の肌を目にすると、その張りがあり、 生き生きとした表情に「美しい」とハッとすることがよくあります。 若い、と言うことだけでも魅力的で、見る方も嬉しい気持ちになります。 シミ・シワの多い顔を眺めているより、同性か見ても数倍楽しいでしょう。 でも、フランス人のドナさんは、こう言い切ります。 もちろん若い時のほうがかわいいし、若い時のほうが元気です。 でも、だんだん年をとると、自信を持ち、そして自由になる。 だから人生が面白くなり、また違う美意識が養われるのです。 誰の人生でもなく、自分の人生を生きると、年を取っても変らない。 「好きなことだけで生きる」とずっと若い。 この「好きなことだけで生きる」というのは、身勝手なふるまい、 ではなくて、好きなことを存分に楽しむということなんです。 「自分らしく、好きなことをして今をいきているか」が大事。 フランス語では「やりたいこと」と「生きている」という単語の発音が 同じだそうで、生きるとは、してみたいことはためらわずすること。 もう年だから、と「してみたいことを諦めない」ということなんですね。 私も好きなことばかりしてきた方ですが、それでもまだまだ…です、 フランス人のように魅力ある年寄りになりたいと読んでみました。 フランスと日本では文化も違い、発想に途惑う部分もありますけれど、 素敵な女性として老いたいと考えている方は、ぜひ読んでみて下さい。 フランス人は年をとるほど美しい[本/雑誌] (だいわ文庫) / ドラ・トーザン/著 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.09.10 06:30:14
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