テーマ:本のある暮らし(3347)
カテゴリ:ミステリー
殺人事件に絡めて出雲神話が学べる興味深い作品でした。 ![]() 新学期から大学院へ進み、民俗学研究室に所属することになった主人公、 橘樹雅(たちばな・みやび)は、研究テーマを「出雲」と決めたが…。 教授のキャラクターに惹かれ、民俗学を選んだのだが~失敗だった。 教授は突然「サバティカル・イヤー」で長期休暇をとって不在。 教授の留守の間は、冷酷そうな准教授・御子神伶二が担当するという。 その御子神に色々質問され、「出雲を殆ど理解できてない」と厳しく指摘された。 民俗学を選んだことを後悔しながらも、雅は「出雲」に行くことを決意する。 出雲で起きた殺人事件、何の関係もないような橘樹雅の出雲旅行とが交差して、 読んでいる人間をぐいぐい神話の世界に引っ張り込むような面白い作品でした。 主人公の橘樹雅が出雲大社や佐太神社~出雲の多くの神社を巡るうち、 「記紀」が伝える出雲神話と何か違う~と感じ始める件は興味深いです。 難解な神話の世界も何となく理解できたような気持になりました。 ★この作品に「奥出雲ワイン」が出てくるんですよね。★ ![]() e−Wine 主人公の雅が一人で飲んでいるワインなんですが~安いのかな?と 調べてみたら…学生が飲むには、あまりにも高いから驚きました。 寒い日は、カジカの味噌味の鍋が美味しい。 ![]() 風邪予防にネギをたっぷり入れて食べています。 カジカは見た目がグロテスクですけど、身が淡白で美味しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2025.01.14 06:55:00
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