テーマ:本のある暮らし(3348)
カテゴリ:エッセイ
名前は知っていましたが、詩は読んだことがありませんでした。 ![]() 俳人の故・金子兜太さんが「一番尊敬する人」ということを知って、 どんな方だろうと興味を持って…エッセイがあったので読みました。 石垣りんさんの詩は、今では小学生の教科書に載っているそうですね。 14歳で「勉強が好きでないから」と銀行の事務員として働きだしています。 貧乏で上の学校に行かれなかった、という訳ではないようです。 働いて、自分の自由になるお金で本を買い、詩の投稿をしたい、 そんな強い決意で働くことを選んだ14歳の石垣りんさんでした。 25歳で終戦を迎え、家族を支えるために働きながら、詩作に励んでいます。 父の再婚で異母弟妹が生まれ、父の死後、残されt家族の生活も支えています。 39歳で初詩集「私の前にある鍋とお釜と燃える火と」が世に出ます。 50歳の時手に入れた川辺のマンション、ひとりの時間を楽しんでいた。 エッセイではキツイ批判はしていないけれど、やんわり世相を問う眼差しは、 凛として、鋭く、生活者としての厳しい視点を感じさせられました。 1920年東京生まれ。2004年に亡くなっています。 今なお、石垣りんさんの詩が好きという方は多いようです。 詩の方はまだ読んではいませんので、読んでみたいと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2025.01.17 16:19:35
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