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テーマ:心理カウンセラー(394)
カテゴリ:心理学 メンタル 悩み、読書
読レポ第632号
傾聴の基本 著:心理学博士 古宮 昇 発行:総合法令出版KK
Ⅲ部 第2章:そのままの 2-4虐待する親への 批判と軽蔑心 例えば、春の川辺の 「子どもを虐待したり
したりする親は、虐待をする自分に 対して強い罪悪感、憎しみを 持っています。 できなくなり、
子どもをかわいいと感じたり、 子どもの気持ちを慮ったりする 心も乏しくなっているのです。
秘められた罪悪感は、心の痛み、 苦しみのとても大きな原因の一つであり、 自分を傷つけ人を傷つける 原因でもあります。
親は子どもへの罪悪感が ようになります。 自分の気持ちや行動について 正直に語ったとき、聴き手から 「ダメだ」と思われることもなく、
「変えよう」とか「直そう」などと 論されることなく、ありのままで 理解され、無条件で尊重されるー。 私たちは自分に素直になれます。 「人は仲良くしたい」と 自分が徐々に現れ始めます。 確かに子どもを虐待したり 育児放棄したりする親を 私たちは、ついつい 裁く、気持ちになりがちです。 「あの親は、ひどい!」とか 「子どもへの愛情がない!」と 非難してしまいがちです。 もちろん、虐待したり 育児放棄は悪いコトですが その親がそのような 行為をする背景を 探ることも大事です。 背景を理解した上に 考えることです。 私も小学校時代には 母から熱した火ばさみで 叩かれることがある。 足に四角い火傷した コトがあります。 いま、そんなコトをしたら 虐待になります。 母は、自分のいう事を きかないことに、 怒りの感情で したのでしょう。 怒りに感情の コントロールという 概念はなかったし。 親は子どもの幸せを考えて その時代の倫理や道徳で 考えて、それに反するからと 子どものためにやったのです。 今でも一部の親は 子どもは叩かないと 罰を与えないとダメなんだと 自分の過去に学んだ、信じてい 正しさを引きずり、子どもの幸せを 思って、自分の正しさを 子どのために 教え込むために 叩いてしつけをして 正しい社会人に なってほしいと 願いから、 殴るとかの罰を 与えるのでしょう。 実は子どもを思って のコトであったのです。 その親も子ども頃は 親からそのように されたのかも知れません。 それが、世代間連鎖して 親の価値観として残り、 自分の子どもに してしまうのかも知れません。 単純に「あの親は、ひどい!」とか 「子どもへの愛情がない!」と 非難してはいけません。 その親も昔の正しくない 価値観を引きずっていた だけなのかも知れません。 その正しくない価値観を 本人が気づくように していかないと いつまでも、 正しくない価値観が つづくだけです。 昔の正しくなった 価値観をいつまでも 引きずらないために 時々自分の価値観と 自問自答して 向き合うコトです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.06.13 19:22:30
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