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2022.06.13
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読レポ第632号

 

傾聴の基本

著:心理学博士 古宮 昇

発行:総合法令出版KK 

 

 Ⅲ部 第2章:そのままの
話し手を受容する。

2-4虐待する親への

批判と軽蔑心

例えば、春の川辺の
老夫婦での会話では

川辺での鴨の親子の
仲良く泳いでいるいるを見て、

旦那さんが奥さんに

「子どもを虐待したり
育児放棄したりする親に

これを見せてやりたいわ!
鴨から学ばせないと
ダメじゃ」と軽蔑の笑いを
浮かべて言い

奥さんも「そうよねぇ」と
答えた。

虐待や育児放棄の事件に
心を痛めるのは当然で、


その親を裁きたくなる
気持ちも当然でしょう。

しかし、そのような道徳で人を
裁く考えこそが、ゆとりを失った
若い親たちを追いつめ、
問題解決を遅らせているのです。

子どもを虐待したり育児放棄を

したりする親は、虐待をする自分に

対して強い罪悪感、憎しみを

持っています。

彼らは虐待をするのは、
「虐待はいけないことだ」と
学んでいないからではありません。

罪悪感が強すぎると
子どもと向き合うことが

できなくなり、

 

子どもをかわいいと感じたり、

子どもの気持ちを慮ったりする

心も乏しくなっているのです。

 

秘められた罪悪感は、心の痛み、

苦しみのとても大きな原因の一つであり、

自分を傷つけ人を傷つける

原因でもあります。

罪悪感が大きい人ほど、
かえって自分や自分の子どもを
傷つける行動をしてしまうのです。

私(著者)のもと来談する多くの方は
長年抱えていた罪悪感が
解消し、心が軽くなっております。

女性来談者は、
子供に対する罪悪感を
かなり減らすことができて

「心が軽くラクなったし、
子どもとの関係を
肯定できることに

静かな喜びを感じています」と
教えてくださいました。

 

親は子どもへの罪悪感が
軽くなるほど愛が解放され、
子どもを愛しく感じられる

ようになります。

同様に、家族、友だちなどへの
愛の解放され、大切な人に対して
愛と感謝を素直に表現することが
できるようになります。

罪悪感を解消すると、
自分への愛が大きくなるし、
人間関係も、楽で、豊かで、
いっそう喜びをもたらします。

逆に罪悪感が強いほど
自己肯定感が低くなり、
自信がなくなり、

萎縮してしまい、自分の良さを
のびのびと発揮して
生きることができなくなります。

私たちが道徳的、社会的な
縛りから自由になり、
自分らしく生きるように
なるためには、

ありのままの自分が
無条件に尊重され、
受け入れらることが
大切です。

どんな人間関係においても、
これは同じです。

世間的に「正しくない」とされる

自分の気持ちや行動について

正直に語ったとき、聴き手から

「ダメだ」と思われることもなく、

 

「変えよう」とか「直そう」などと

論されることなく、ありのままで

理解され、無条件で尊重されるー。

そんな人間関係の中にいると、

私たちは自分に素直になれます。

そしてもっと本音を
語り表現したくなります。

そして本音を語るにつれ、

「人は仲良くしたい」と
いう願いや、人の幸せを
願う気持ちが現れます。

成長への意欲に満ちた

自分が徐々に現れ始めます。

と著者は述べています。


確かに子どもを虐待したり
育児放棄したりする親を

私たちは、ついつい
裁く、気持ちになりがちです。

「あの親は、ひどい!」とか
「子どもへの愛情がない!」と
非難してしまいがちです。

もちろん、虐待したり
育児放棄は悪いコトですが

その親がそのような
行為をする背景を
探ることも大事です。

背景を理解した上に
考えることです。

私も小学校時代には
母から熱した火ばさみで
叩かれることがある。

足に四角い火傷した
コトがあります。

いま、そんなコトをしたら
虐待になります。

母は、自分のいう事を
きかないことに、
怒りの感情で
したのでしょう。

怒りに感情の
コントロールという
概念はなかったし。

親は子どもの幸せを考えて
その時代の倫理や道徳で
考えて、それに反するからと
子どものためにやったのです。

今でも一部の親は
子どもは叩かないと
罰を与えないとダメなんだと

自分の過去に学んだ、信じてい
正しさを引きずり、子どもの幸せを
思って、自分の正しさを

子どのために
教え込むために
叩いてしつけをして

正しい社会人に
なってほしいと
願いから、

殴るとかの罰を
与えるのでしょう。

実は子どもを思って
のコトであったのです。

その親も子ども頃は
親からそのように
されたのかも知れません。

それが、世代間連鎖して
親の価値観として残り、
自分の子どもに

してしまうのかも知れません。

単純に「あの親は、ひどい!」とか
「子どもへの愛情がない!」と
非難してはいけません。

その親も昔の正しくない
価値観を引きずっていた
だけなのかも知れません。

その正しくない価値観を
本人が気づくように
していかないと

いつまでも、
正しくない価値観が
つづくだけです。

昔の正しくなった
価値観をいつまでも
引きずらないために

時々自分の価値観と
自問自答して
向き合うコトです。





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Last updated  2022.06.13 19:22:30
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