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2022.06.14
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読レポ第633号

 

傾聴の基本

著:心理学博士 古宮 昇

発行:総合法令出版KK 

 

 Ⅲ部 第2章:そのままの
話し手を受容する。

2-5傾聴における

アドバイス

悩みごとを相談されたとき、
アドバイスをしたくなるのが
人情というものです。

特に男性は、悩みごとを

打ち明けられると

 

「どうやってそれを

解決するべきか」と考え、

すぐにアドバイスする

傾向があります。

 

その行動の底には、
「良いアドバイスができないと
男として無能だ」という気持ちが
潜んでいるかもしれません。

 

女性でも、自分を有能に

見せるために他人に

アドバイスをすることは

しばしばあるでしょう。

アドバイスのやり方の一つとして、

自分の体験の中から似たような

体験を選び出し、

 

 

「あなたも私と同じようにして

問題を解決すればいい」と

教えることがあります。

 

これには、似た経験を語ることで

「私もあなたと同じ境遇にいたんですよ」と伝え、

親近感やつながり感を感じてもらおうという

意図があるのかも知れません。

 

しかし、相談されたときに

自分のことを話しても

私たちが期待するような

つながりは生まれません。

 

それよりも、話し手の気持ちを

話し手の身になって

理解すると効果的です。

話し手にとっては「自分のことを

わかってもらえている」という

実感のほうが、よりつながり感を

感じることができるのです。

 

話し手を理解することを後回しにして

まず自分の話をしても、意外と役に

立たないことが多いものです。

 

例としては、教授に

相談したある大学生の経験。

 

ある大学生がこんな経験を
話してくれたことがあります。

彼が「友だちができない」という
悩みごとで大学の相談室を
訪れました。

相談室は大学教授らが
交代で相談にあたっており、
彼を受け持ったのは

英文学の老教授でした。

 

その教授は、「友だちなどいなくても

いいんだよ」とアドバイスするとともに、

教授自身も大学生のときは友だちが

少なかったことを話しました。

 

しかしそれでも勉強に打ち込んで

がんばったことを話しました。

 

「君も打ち込めることを見つけなさい」と

アドバイスしたそうです。

 

その学生は「貴重なお話を
ありがとうございました」と丁重に
お礼を言って相談室を後に
したことでした。

ひょっとすると老教授は

「良いアドバイスをして

悩める若者の力になれた」と
思っていたかもしれません。

しかしその学生にとって、
教授のアドバイスは
なんの役に立ちませんでした。

だからこそお礼を告げてさっさと
その場を離れたのでした。

これが本音です。


ただ自分の体験を話すだけの
アドバイスでは、悩みを

解決することはできないのです。

どんなアドバイスをしようが、
結局話し手は自分が
したいようにします。

自分を理解していない
相手からのアドバイスで
あれば、なおさらです。

と著者は述べています。

 

確かに、話し手の話から
自分の過去の体験に照らして

ついつい、その自分の
体験を話してしまい、

話し手の身になって
聴くことをおろそかに
なってしまいがちに
陥ることは、あります。

私もついつい、過去にはそのような
ことに陥っていたことがあります。

ついつい、話し手の気持ちをしっかり
受け止めないで、自分の経験から
「こうしたほうがいいよ!」との

アドバイスをしてしまいがちです。

自分の正しいさや、
自分の奥にある
「自分は無能ではない」と
いうことを示すために

 

どこかに自分は有能だという
プライドが潜んでいるのです。

親子間では、
とくに親は子どもに対する

愛情が強ければ、

ついつい、子ども
幸せな人生を
歩んでほしいために

自分の体験から、
子どもの気持ちを
充分に受け取らないうちに

自分の体験から

アドバイスをして

しまいがちです。

まずは、子どもの気持ちを
しっかり受け取りましょう。

相手がアドバイスを

求めたときには、


自分の体験からの
アドバイスしたら

いいのです。

話し手の話を先走て
自分の体験と重ねて
話し手の話を中断して

 

自分の体験からの

アドバイスを話しては

いけないです。


まずは、話し手の気持ちを
否定しないで、
しっかり受け取りましょう。

相手がアドバイスを

求めたときには、


自分の体験からの
アドバイスしたら

いいのです。

決して、相手が求めていないに
アドバイスをすのは慎重に

するべきだと思います。

まずは、話しての身になて
向き合って話し手の気持ちを
しっかり受け取ることです。

話し手は、自分の気持ちを
わかって欲しいコトを
求めているのです。





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Last updated  2022.06.14 22:09:31
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