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テーマ:心理カウンセラー(394)
カテゴリ:心理学 メンタル 悩み、読書
読レポ第633号
傾聴の基本 著:心理学博士 古宮 昇 発行:総合法令出版KK
Ⅲ部 第2章:そのままの 2-5傾聴における アドバイス 打ち明けられると
「どうやってそれを 解決するべきか」と考え、 すぐにアドバイスする 傾向があります。
その行動の底には、
女性でも、自分を有能に 見せるために他人に アドバイスをすることは しばしばあるでしょう。 自分の体験の中から似たような 体験を選び出し、
「あなたも私と同じようにして 問題を解決すればいい」と 教えることがあります。
これには、似た経験を語ることで 「私もあなたと同じ境遇にいたんですよ」と伝え、 親近感やつながり感を感じてもらおうという 意図があるのかも知れません。
しかし、相談されたときに 自分のことを話しても 私たちが期待するような つながりは生まれません。
それよりも、話し手の気持ちを 話し手の身になって 理解すると効果的です。 わかってもらえている」という 実感のほうが、よりつながり感を 感じることができるのです。
話し手を理解することを後回しにして まず自分の話をしても、意外と役に 立たないことが多いものです。
例としては、教授に 相談したある大学生の経験。
ある大学生がこんな経験を 英文学の老教授でした。
その教授は、「友だちなどいなくても いいんだよ」とアドバイスするとともに、 教授自身も大学生のときは友だちが 少なかったことを話しました。
しかしそれでも勉強に打ち込んで がんばったことを話しました。
「君も打ち込めることを見つけなさい」と アドバイスしたそうです。
その学生は「貴重なお話を 「良いアドバイスをして 悩める若者の力になれた」と
解決することはできないのです。
確かに、話し手の話から アドバイスをしてしまいがちです。
どこかに自分は有能だという 親子間では、 愛情が強ければ、 自分の体験から アドバイスをして しまいがちです。 求めたときには、
いいのです。
自分の体験からの アドバイスを話しては いけないです。
求めたときには、
いいのです。 まずは、話しての身になて 向き合って話し手の気持ちを しっかり受け取ることです。 話し手は、自分の気持ちを わかって欲しいコトを 求めているのです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022.06.14 22:09:31
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