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テーマ:今日のこと★☆(106032)
カテゴリ:クレーム・トラブル
<特別号:一番揺れた足立区民の本音。>
「足立区を東京1番にする」 これは私が地元足立区を自分の主戦場にするときに決意したことで仕事場に大きく張りだして、訪問された多くの方がビックリされます。 何をさしおいても1番というのは力です。 私自身は1番至上主義では有りませんが、1番を判断基準の重要な要素にする方が多いのは事実です。 それでは何故?足立区を1番にしなければならないのか? ・・・これは地域性によるもなんでしょうが、足立区民の多くが足立区をあまり好きではないのです。 どちらかというと嫌っているといって良いかも知れません。 有る交流会で知り合った女性起業家予備軍の方は 「足立区も高円寺みたいにならなきゃ」 といい、ある卸売商の3代目は 「足立区はダメ、商売やるなら西(多摩方面)」 そして、某足立区の個人地域サイトを運営している人のブログには 「やっぱり吉祥寺サイコー!足立区にもこんな所が有れば・・・」 ※吉祥寺も高円寺も若者に人気の街で、東京西部は比較的所得層の高い人たちが集まっています。 と、自虐史観を彷彿とさせるぐらいの地元バッシングです。 ちなみに最後の方のプロフィールには「足立区ブロガー」なる肩書きが入っておりました。 モチロン、地元だからと手放しで受け入れるのもどうかとは思いますが、私は足立区が吉祥寺や高円寺、そして多摩の様になったらキライになるでしょう。 だって足立区は足立区だから良いんです。 ヌルくて、セコくて、田舎で。 でも、緑も多く23区内という・・・多分の都会なんでしょうが、いまだに主要金融機関の一角に農協が鎮座していたりしても、それが足立区だと思うのです。 地元の星、ビートタケシさんが「東京の田舎」と言ってましたが、言い得て妙です。 それに結論から言えば 「吉祥寺は吉祥寺にあるから吉祥寺」 ですし、高円寺も同じです。 その歴史背景も考慮に入れず「今」だけをみて「いいなー」というのは子供に過ぎますし、本当に「良い」と思うのなら、吉祥寺にでも高円寺にでも「移住」すれば良いのです。 でも、結局そうやってぼやいている割には足立区をでていかない「地元民」の多くが、地元の良さを知らなかったりします。 そしてそのあこがれの地の長所を聞くと抽象的で、紋切り型に 「活気があって、刺激的で若者が活躍できる街」 なんて言ったりします。 でも、こう言う人は「都会」に「遊び」に行っているだけなのです。 観光地はたまに行くので新鮮で、刺激的ですが、生活となると全然違う話となります。 「活気があって、刺激的で若者が活躍できる街」は与えられるモノではありません。学校じゃないんですから。 だから「自分たちで勝ち取る」ことこそ、若者に課せられた使命なのです。愚痴を言うぐらいなら行動しろ!と。 ただ、愚痴を言いたくなるのも分からなくもないのが、彼らの多くが、足立区外から足立区を眺めたことがないからです。 実は良いところは沢山あります。 東京の田舎と揶揄されますが、その反面、緑と公園はやたらめったらありますし、駅前でもなければ夜の8時以降はとても静かな街に変身します。 田舎だったが為に都市計画による、道路の拡張がしやすく、拾い道幅の道路が多いので運転はとてもしやすいです。 ・・・もっともこれは反作用として「路上駐車」がしやすいので、痛し痒しではありますが。 誰が言ったか「関東の三大師」の一つ「西新井大師」というあの弘法大師が開いたとされるお寺があります。 最新設備を整えた東京武道館もあります。 結構良いところはあるんです。 しかし、足立区民にとって唯一にして絶対的に不足しているのが、 「誇り」 なのです。 そこで手っ取り早く「誇り」を持つために 「何でも良いから一番になろうよ。」 というのが「足立区を東京1番にする」の骨子です。 ■あだち東京ナンバーワンプロジェクト http://www.mode-web.jp/adachi_ichiban.html 私は自分がいる場所を悪く言う人があまり好きではありません。 自分がいる場所だということは、その場所を少しでも良くするチャンスを自分も持っているということなのです。 なのに取り組まずに愚痴をこぼすことは無責任だと。 「誇り」はとても大切です。 人に威張り散らす為でなく、自分の背筋を伸ばしてくれるモノですから。 さて、そんな「足立区を東京1番にする」があまり嬉しくない形で実現してしまいました。 東京一番というより、関東一番になったのです。 先週末の土曜日の地震です。 東京足立区伊興で震度5強。 ・・・各種報道で「足立区」が連呼されるたびに苦笑いしてしまい ます。 伊興は私の住んでいる街の隣の町で、もともと沼地でしたので地盤は超軟弱です。 しかし、これは伊興に限ったことではなく、足立区の殆どの地域が沼地や洪水の常連被災地という歴史的背景を持つので地震が起こると、確実に「揺れ」ます。 今朝のワイドショーでは「一番揺れの大きかった足立区」をネタにしようとしていましたが、年中揺れている足立区ではあまり大きな被害はありませんでした。 せいぜい棚のモノが落ちる程度です。 テレビ局も困ったでしょうね。 それでもテレビを見ていると「結構な被害」のように報道されています。本当にご苦労様という感じです。 とはいえ「揺れ」は本当にスゴいものでした。 ちょっとした予震のあと「ドンッ」と底から突き上げられるように揺れ、めまいを起こしたのかと思うほどでした。 額に飾ってあったポスターやオーディオ機器が倒れて、ご近所中から悲鳴が聞こえます。 ・・・あ、終わりかな・・・と覚悟を決めたモノです。 あの「ドンッ」とした揺れが「本震」でなく「予震」かもと思ったからです。 幸いにして「本震」でしたので事なきを得ましたが、首都機能は完全に麻痺してしまいました。 便利な交通網の整備されている都会では、鉄道がストップすると人の流れが遮断されてしまうのです。 一年中お祭りをしているような賑わいの繁華街へ人を送り込み、そして返していく役割を「電車」が請け負っています。 ところがこの「電車」が止まると、替わるモノが殆どないという事実もあるのです。 一方、東京の田舎、足立区はマイカー率が結構高いのです。 それも「不便」が理由です。 公共交通機関が充実していない足立区では、移動は自己責任です。 自転車か自動車か徒歩が基本です。 だから鉄道が止まっても足立区内にあまり影響は出ないのです。 そして交通機関が麻痺したのは事実ですが、それ程被害がでなかったのに、これだけ取り上げられるのは何故でしょうか? モチロン、各種連絡の不備など放置できない問題はありますが、中1日明けてトップニュースで流すほどではありません。 どうにも大手メディアは「全国」という割には「東京」を偏重しているようでなりません。 でも、そんな「大震災にあった東京」を報道したいのでしょうが、その中で「最も揺れの激しかった足立区」で被害が少なく、使えるショッキング映像が少なかったのは 「ザマーミロ」 といった感じです。 「とくダネ!」で、「SHOP99」というコンビニの地震の時の店内映像が流れていました。 てっきり、震度5強を記録した伊興のお隣の伊興本町の「SHOP99」かと思ったら「花畑店」でした。 本当にテレビメディアは「衝撃映像」が大好きなんだと、改めて感じさせていただきました。 それにつけても、鉄道が麻痺しても全然大丈夫な足立区。 格好良くないですか? そういえば、山田まりやさんがブレイク初期に「足立区出身」と連呼して、ビートさんに「同郷です」とじゃれついておりましたが、名古屋万博の最近では「愛知県出身」と乗り換えられております。 なんざんしょ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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