マスコミでは言えないこと。

　トリノの不振はメディアのはしゃぎすぎのウラハラなのに、それでもしつこく「オリンピック特集」と盛り上げて商売をしようというのは「ま、ご自由に」といった感じなのですが、開いた口が塞がらないニュースが

「韓国外相国連事務総長出馬表明、日本の支持に期待」

　なんでも韓国の潘基文　外交通商相さんが、アナンさんの次の国連事務総長になりたいといいだしました。

　それはどうぞご自由にというところなんですが、日本の支持も期待できる考え方が素晴らしい。　イヤミですよ。

　だって日本の常任理事国入りには反対している人がですよ。

　きっと彼らは言うんでしょうね。

「それは日本自体に問題があるからだ。
　日本は自分の問題を解決しないことを理由に支持しないと言うの
　は不当だ」

　と、激しく非難。なんて新聞記事が目に浮かびます。

　でも、これは「利害関係」がハッキリとあるお隣さん同士の話ですし、韓国の方が国連事務総長になることは、日本の不利益になる危険性も孕んでいることを覚えておく必要があります。

　彼の国では「親日」というだけでメディアから国民から火のような責め苦を受けることとなります。

「反日感情」が高まっている時期など、ソウルの地下鉄で日本語で会話するだけで危険という国情です。

ネタモトです。
■韓国人につけるクスリ
http://www.as-mode.com/check.cgi?Code=4775506315

　果たしてフェアなジャッジメントができるのか・・・。

　しかし、彼の国の政治リーダーさんの大好きな未来思考的観点で考えればこれは日本の外交カードとなります。

「日本人はキムチの美味しいことは充分に分かっています。
　そして私達が期待していることはぬか漬けの旨さも知って欲しいと
　いうことです。」

　と、「国際的」にアピールするのです。
　これも彼らの大好きな「国際的」な常識からすれば、一方の要求を無視して、自分の要求を押し通せるのは「植民地支配」だけです。

　つまり日本から何かを得ようとするなら、某かの見返りがあるのが国際的には当然のことなのです。

　まして「国連事務総長」という国際政治舞台に躍り出ようというのですから、「国際的」な注目を浴びることは間違いありません。

　そして国際常識として「隣同士は仲が悪い」のはみんな知っていることです。

　さらに「過去の清算」を持ち出してくれれば尚ラッキー。
「国際的」に判断して貰えるチャンスです。

　こんなビッグチャンスを「国連常任理事国入りに反対した」なんてちんけな理由で棒に振っては・・・ＭＯＴＴＡＩＮＡＩ。

　の、ですが。
　こういう「未来志向的観点」がお役人さまにも政治屋さんにもあるのかが心配です。

　さて本題です。
　これは自分の不明を恥じるのですが勉強不足で知りませんでした。

「保険屋さんに保険料払って貰うのは違法」

　だったんですね。
　全く持って恥じ入るばかりです。

「なんで五輪でアイドルが中継するの？」

　という疑問符を笑顔と共に投げかける上戸彩さんが愛らしいパンダ姿のコスプレのＣＭでお馴染みの損保ジャパンの不正営業が発覚して初めて知りました。

　これは営業目標を達成するために、違法な立て替え払いで身内を保険に加入させていたのが

「特定顧客への利益供与」

　にあたり、保険業法に抵触するのだそうです。
　ご存じでした？

　こんなご経験はないでしょうか？

「最初の月の保険料はサービスするから」

　といわれて保険に入ったことは。
　私はあります。

　実際に加入した以外では無数に、数え切れないあります。

　違法だったんですね。
　本当に当たり前のサービスだと思っていました。
　初年度年会費無料的な。

　まぁ「契約」に基づけば、保険に加入した時点で「権利」が発生している訳ですから「義務」としての「保険料」はかかって当然なのですが、あまりにも普通に行われているので驚いてしまいました。

　そして日経新聞には大手損保関係者のコメントとして

（過当競争が激化する中で）

「現場が営業目標を達成するため法令順守を軽視しても、上司がとがめない」

　という風潮が拡がった。　と結んでいます。

　・・・保険関係者の皆さん、どう思います？特に現場に近い方。

　モチロン、法律はきちんと守っている方も多いでしょう。
　しかし、少なくとも私の知っているケースではちょっと希です。

　数年前の話ですので「今は」ちゃんとしているのかも知れませんが、某支払い拒否などで営業停止まで喰らった保険会社が合併する前の江戸時代の次の「元号」によく似た保険会社の話です。

　知人が勤務しておりました。

　月次の「シメ」が近づくと、彼女の電話が鳴り続けます。
　営業成績を確認する「上司」からのものです。

　その頻度は「サラ金」なみです。

　細かなことは忘れましたが「生保レディ」は、入社してスグの研修時代はそれなりの収入が保証されます。

　ところが現場に出て営業を始めると、

「新規契約をとり続けないと給料が下がる仕組み」

　の給料体系となります。
　それも一定の「ボーダーライン」がありますから、仮に１０件をラインとすると９件の契約では給料が減らされるのです。

　本当に細かな数字を忘れたのが残念ですが、この時

「見事！」

　と思ったことだけは鮮明に覚えています。
　それは「下げ幅」が「一人分の保険料」より大きいのです。

　・・・さて、あなたならどうします？

　あと一人。　契約取れれば給料維持。
　下げ幅は保険料を「立て替える」よりきつい。

　悪魔が耳元で囁きます。

「契約したことにしても誰も損しないよ。
　保険料はあなたが払うんだし、誰かが傷つく訳じゃない。
　それに三文判なら１００円ショップで売ってるよ」

　と。
　繰り返しになりますが、ちゃんと法律を守って営業活動をしている人も沢山います。

　しかし、こうしてルビゴン川を渡った人を知っています。
　あとは雪だるまです。

　保険料を払うために給料を得る生活まではアッと言うまでした。

　そして不幸は更に追い打ちをかけます。

　この会社では一定の「新人集め」のノルマがありました。
　そう簡単に集められるものではありませんが、こちらもまた有言・無言の圧力がかかりますので無視できるものではありません。

　そこで彼女は娘を入社させました。

　過度な自転車操業は必ず破綻します。

　給料を保険の支払いにあてると生活費が不足します。

　手元には契約者から預かった保険料が。

　もう、何がよくて悪いのかは分からなくなっていたのでしょう。
　使ってしまいました。

　はい、モチロン立派な犯罪です。

　ことが発覚して会社は当然、処分をします。

　解雇は当然ですが、そこに娘が呼び出されました。

「君の給料で使い込んだ分を補填してくれ」

　事実です。　全て。
　モチロン、罪を犯した人間を擁護するつもりはありませんが、結局警察沙汰にすることなく、事実は闇に葬り去られたのです。

　上司がとがめる云々というレベルの話ではありません。

　これも昔の話で恐縮ですが、ハローワークでこんな注意を受けたことがあります。

「外に出て『生命保険会社の勧誘』がしつこかった場合は、また、建物に戻ってきてください」

　なんでも、女性は保険外交員に強引に勧誘されるケースが後を絶たないというのです。

　使い込みの話を聞いたとき、点と線がつながりました。

「これが保険会社のビジネスモデルなんだ！」

　つまり、生保レディは使い捨て。
　でもそこにつながる親族や、知人の契約は一定数は取れる。
　契約さえ取ってしまえばあとは知らない。
　だから、その分つねに「新人」を「補充」しなければ。

　ということです。

　だって私が契約している大正の前の元号によく似た社名の保険会社では

「担当者が辞めると契約内容が分からない」

　のです。

　昔からの友人が保険屋さんをやっていると聞いて、

「見積もりだけでも」

　というので、今の保険を教えてくれといわれたものの、押入の奥にしまったようで見つかりませんでした。

　そこで、保険会社に電話して

「契約プランを教えて」

　と伝えると「今の担当者が不在なので夕方になる」というのです。

「ちょっと待って、保険屋さんは契約データはコンピュータなどで管理していないの？」

　と訊ねるととにかく担当者から連絡入れさせるとの一点張り。

　暫く後に、担当者から電話が入り、

「事務所に戻らないと分からない」

　というじゃありませんか。
　私が電話したのはその「事務所」です。

　そこで牛乳屋さんにも同じ名前のある保険屋さんの本社に電話して事情を話すと、

「保険契約に関しては本人確認が必要なので、郵送での対応になります」

　といわれ、幾つか質問に答えて、郵送して貰うことにしました。

　電話を切ってスグぐらいに今度は「事務所」から電話です。

「スグに対応させますので」

　と「所長」を名乗る人物です。

　多分本社からお叱りを受けたのでしょう。受話器の向こうから

「平身低頭」

　という文字が浮かんでくるようでした。
　結局「手書き」の保険契約内容がＦＡＸで届いたのは夕方。

　本社からの郵便は２日後だったと記憶しています。

「こんなに顧客管理も顧客サービスもできていない業界があるのか」

　ビックリしました。

　まぁ同名の大学もある保険会社のこの事務所や担当者が特殊だったのかも知れませんが、その後の「不払い」という不祥事に、今回の損保ジャパンの不正営業と業界全体の問題と見ると真面目にやっている人には悪いんでしょうがね。

　ライブドアショック以降、「モラル」が広く問われると喧伝するメディアが今回の不正営業の取り上げが小さいのは上戸彩さんのパンダが可愛いからでしょうか？
　それとも

「吐き気がするほど広告を垂れ流してくれる超お得意さま」

　の、保険屋さん業界だから遠慮しているんでしょうか。

　しっかし、知りませんでした。
　保険料の立て替えが違法だなんて。
　だって保険屋さんになった友人もいってましたもん。
「最初の月はサービスするからさぁ」と。

　保険業界の方のご意見をお待ちしております。
　不勉強な私にご教授いただければ幸いです。

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ミヤワキ語録Ｎｏ．３８「偶然は必然」

　偶然と思うことにも必ず理由があります。
　そして突き詰めていけば必然となります。

　ふと耳に入った言葉、目にとまった風景、全てに某かの意味があ
るのです。

　と、いうと宗教チックでイヤなのですが、私がブログの存在を知
り取り組もうとすると、奥さんがたまたま「楽天日記」を始めてお
り、ちょうど衆院選挙があり選挙に行こうと社会にメッセージを発
していたら偶然、編集と出会い本がでました。

　楽天ネタの。
　
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この語録はミヤワキが本業でお手伝いしている方の相談を受けてい
る際の回答から抜き出しております。

先日、この話しをしたら

「ミヤワキさん！是非、本を書いて沢山の人に伝えてください！」
「講演とかでもっと一杯の人に知らせなければ！」

と、いわれたことがきっかけです。
私にとっては普通に思っていることをいっただけなのですが、
この方にとっては目から鱗が落ちるような言葉だったようです。

そんなに役に立つのなら・・・まぁ最初に「マスコミでは言えない
こと」をお読みの方に紹介しようかなと始めました。

少しでも気楽になっていただければと願っております♪

ご感想をお待ちしております。