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カテゴリ:観照
我が家の玄関を出たところに小さな庭があります。 玄関脇の窓の傍で、この花が咲いています。 昨日の朝、雨上がりに撮ってみました。ゲットウ(月桃)が今年咲いたのです。 家人曰く、我が家では初めて咲いた! ゲットウの花言葉は「爽やかな愛」だとか。(資料1) 咲く花の斜め右下に置かれた鉢植えのサボテン(の一種だと思うのですが・・・)には、 葉の中央に雨水が透明の宝石のようにとどまっています。 反対側の小さな花壇に、デュランタが咲き、 その左側の鉢植えにこんな実をつけた植物が・・・・。フユサンゴ ”ビッグボーイ”だとか。 ネット情報では、実には毒があるそうです。知らなかった。 数歩先には、 黄色いビオラが咲いています。 その隣りに咲くこの花もビオラです。その和名は三色菫(サンシキスミレ)。 ビオラとパンジーはどちらもスミレ科の花で、園芸品種としては区別されていますが、品種改良などでその境界が曖昧になってきているようです。(資料2,3) デュランタの花言葉は、「あなたを見守る」「独りよがり」「歓迎」「目をひく容姿」といろいろな意味があるそうです。(資料4) パンジーの花言葉は「純愛」。(資料5) ビオラの花言葉は「誠実な愛」「信頼」「誠実」「物思い」。(資料6) 一方、さらにビオラの色ごとに花言葉を説明している記事もあります。黄色のビオラは「ささやかな幸せ」「田園の喜び」、ピンクのビオラは「信頼」「私を想って」「少女の恋」だと言います。(資料3) 花言葉の説明も幅があっておもしろい。 玄関前から家の前の道路に向かう通路に置かれた鉢植えにこの花が咲き、 こちらはハツユキカズラです。 葉の色変化がおもしろいですね。 「新芽が出たときは濃いピンク色で、次第に薄くなり、さらに進むと緑色の地に白の斑点となり、やがて緑一色になります」(資料7)とのこと。 自宅前の道路に近いところ、通路西側に置かれた鉢植えには、夏水仙がピンク色の花を咲かせています。 通路の東側の花壇には、道路際にリーガースベゴニアの花が咲いています。 リーガースベゴニアの花言葉は「親切」「愛の告白」。(資料6) リビングルームの南面する窓の外側には、例年の如く、オーシャンブルーが緑のカーテンとなってくれるとともに、その花を楽しませてくれます。 オーシャンブルーは「琉球朝顔」のことで、沖縄県に生息しているアサガオの仲間なのですね。さらにオーシャンブルーがノアサガオ(野朝顔)の突然変異種であるということも・・・・・。調べてみてこの花を再認識しました。(資料8,9) アサガオの花言葉は「はかない恋」(資料5,6) なお、アサガオ(淡紫)には「愛情」「平静」、アサガオ(紫)には「冷静」、アサガオ(白)には「固い絆」「喜びあふれ」という花言葉の意味もあると言います。(資料6) 中国では、昔、アサガオの花を牛車一杯に積み込み、売り歩いたということから、「牽牛花」とも称されたそうです。アサガオの種子は漢方薬として有名だそうで、「牽牛子(けんごし)」という生薬名が付いているとか。(資料5) 日本では江戸時代にアサガオの栽培は下級武士層などの副業(内職)として広く行われていたそうです。そしてアサガオの品種改良も盛んであり、アサガオの園芸ブームが起こっていたと言います。嘉永7年(1854年)には、『朝顔三十六花選』が発行されているという一例があります。 そして、早朝のアサガオ売りは江戸の名物でもあったようです。 売れ残る花より葉より商人(あきんど)の昼は萎れてもどる朝顔 という狂歌が詠まれているのです。 アサガオ売りという振り売り(行商)にとって、朝の内が勝負になるので、必死だったのでしょうね。(資料10) 園芸は家人の趣味。私はもっぱら花を愛でるだけ。自分で育てないのでなかなか花の名前が覚えられません。教えてもらって、手許の図鑑やネット情報で確かめてみています。それでも間違いをしているかも知れません。 まとめてみることで、新たな発見や学びがあります。こちらの方が私の楽しみでもあります。 ご覧いただきありがとうございます。 参照資料 1) 月桃(ゲットウ/サンニン)の葉の効果・効能や花言葉とは? :「HORTI」 2) パンジー・ビオラの育て方。コツとお手入れ、植え替えや寄せ植えを一挙紹介します :「花時間」 3) ビオラの色別花言葉と由来!恋するあなたに見て欲しい花言葉の意味とは? :「暮らしーの」 4) デュランタ(タイワンレンギョウ)の花言葉と育て方とは? :「HORTI」 5) 『366日誕生花の本』 瀧井康勝著 日本ヴォーグ社 6) 花言葉の手帖 ホームページ 7) ハツユキカズラ :「みんなの趣味の園芸」 8) 琉球朝顔(オーシャンブルー)の育て方と花言葉 :「HORTI」 9) ノアサガオ :「みんなの趣味の園芸」 10) 江戸のやりすぎ? 園芸ブーム! 変化朝顔のディープな世界 :「和楽」 補遺 ゲットウ(月桃) :「葉っぱの岬」 フユサンゴ ”ビッグボーイ” :「OZ’ PLANT」 江戸の園芸熱 浮世絵に見る庶民の草花愛 朝顔への偏愛 :「コロコロのアート」 江戸っ子達の作ったアサガオ/北斎のトリックアート :「絵・ふわふわ点点」 朝顔三十六花撰 :「国立国会図書館デジタルコレクション」 朝顔の歴史 江戸っ子も熱狂させたその魅力をたどる :「はな物語」 ネットに情報を掲載された皆様に感謝! (情報提供サイトへのリンクのアクセスがネット事情でいつか途切れるかもしれません その節には、直接に検索してアクセスしてみてください。掲載時点の後のフォローは致しません。 その点、ご寛恕ください。) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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ゲットウという花ですか
可憐できれいですね 英語でゲットーといえば全然違う意味になってしまいますが (語源はイタリア語らしいです:広辞苑) ビオラも、色んな色が咲いて綺麗ですね (2019.07.16 23:00:14)
Jobim さん:
ゲットウの花は、初めて見ました。 それも、花が咲いていると聞くまで、気づかなかったのです。 花が咲くという意識がなかったせいもあります。 毎日出入りする通路、パターン化してしまうと、ほとんど習慣的に通り過ぎているということなのでしょうね。 見れども見えず・・・でしょうか。 ゲットウというカタカナ語を書きながら、ゲットーへの連想は思い浮かびませんでした。 忌まわしい言葉ですね。しかし、厳然とした史実、強制収容所に繋がって行く暗黒の側面はやはり、きっちりと認識しておく必要がありますね。 (2019.07.17 11:26:16) |