2007/03/22(木)19:28
Q:女性キャラをやるときには女性物の下着を着るんですか?
春休みということで、コスプレデビューしたい初心者からこんな質問が寄せられました。
Q:女性キャラをやるときには女性物の下着を着るんですか?
これには2つの答えがあります。
体型を女性らしく作るために女性下着を着るかどうかに関してはNO
ミニスカートなどの衣裳からチラリと見える下着はYESです。
体型補整下着というのは本来男性には全く縁のないものですから、それがどんなものなのか
良くわかっていない方もいるでしょう。たとえば女性がヒップの形を整えるためにガードル
を履くからと言って、男性が履いて女性と同じ効果が出る訳ではありません。
ガードルの目的は
・ぽっこりした下腹部(臍と恥骨の間の脂肪)を押さえる
・重力で下がり気味な臀部の脂肪を下から支えてヒップアップを図る
これがウエスト方向に長いロングガードルの場合はさらに
・ウエストを強力に押さえて脂肪を上下(バストとヒップ)に分散させる
と言う機能が加わり、
膝方向に丈の長い場合は
・太股全体を包み込みショートガードルにありがちな二段尻を防ぐ
効果があるわけです。
女性にとって一番デリケートな部分をサポートする機能は全くありません。そんなところを
押さえつけてしまったら大変ですから。
また、女性の皮下脂肪は男性のそれに比べて圧倒的に柔らかく流動的なものです。
たまにテレビ番組でブラジャーの正しい付け方を解説したりしていますが、
「背中とわき腹のお肉を全部寄せてカップに入れます」というのを見たことありませんか?
実際に寄せてカップに入れるのは皮下脂肪なんですが、そんなに移動できるくらい柔らかく
ゆるーい物なんです、女性の脂肪はね。しかもブラで支えるだけでカップの中から逃げずに
留まっていられるものなんです。ほとんどビーズクッションみたいな感じ。
彼女の尻と自分の尻を触り比べればその違いが良くわかるでしょう。
でも電車の中でやっちゃいかんよ。
さて、男性がいかに運動をせずにぷよぷよだからと言ってもそんなに脂肪は動きません。
動かないものをいくら寄せたり散らしたりしようとしても無理なものは無理なんです。
女性と同じぐらいぷよぷよの皮下脂肪を持った男性なら効果あるかもしれないけど。
結論
Q:男性が女性用ガードルで、もっこりを隠し、まぁるいお尻になれるか?
A:なれません。トランクスしか履いたことない人には、フィット感が快感かもしれませんが。
Q:ではどうすればいいか?できる限り市販品で実現できないか?
A:男性競泳用のビキニサポーターを重ね履きすると起伏はかなり押さえられるでしょう。
丸い尻はスポンジなどをあてて大きくするしかありません。
ウエストは腰痛防止ベルト等でも十分使えます。「アイデア商品」コーナーにあるかも。
たとえば
こういうサポーター
と
こういうベルト
で
押さえることは十分可能です。この後、スポンジなどでボリュームをつけてみて下さい。
あ、もちろん、「女性の下着を身に着けたいのですが」と言う趣味の方は決して止めませんが
着ぐるみのための下半身の体型補整には無意味な行為だと思います。
私の場合はパワーネットを使った全身サポーターを自作して強烈に補正しています。
これを着ると全くくつろげません。