カテゴリ:紀行 ペルシャ・フェニキア
イランの人たちはとても人なつっこく、フレンドリーでした。 宮殿で出会った子供達などはもう、大変。はにかみながらもどんどん近くにきて、片言の英語で話し掛けてきます。本当に可愛かったですよ。 女性達もとっても元気!目を合わせるとチャーミングに微笑みます。 田舎町では、どこからともなく村人がバイクで集まってきたり、子供達も自転車で駆けつけてきたりでもう、大イベントなんですね。 まだまだ日本人は珍しいようです。年間でたった3000人だそうなんです。 バザールであった若い少年達もとっても楽しげです。写真を撮られるのは嬉しいみたいで、とくにデジカメで撮った写真を見せてあげると大受けでした。 イランという国はペルシャ帝国ですから、人種としてはアーリア人なんですね。ドイツ人と同じです。ですから、金髪の子もいれば、ドイツ人のような紳士もいます。しかし、たくさんの国々と隣接していますから、過去に戦争を繰り返し領土は入り混じり、国境近くの町は血も混じりあいながらの歴史を繰り返し、純粋ペルシャ人というのはもうよく分からなくなっているようですね。中にはアラブ人系統の強い人たちもいますし本当に様々な感じがしました。 ベルセポリスという、世界遺産にも指定されている遺跡の壁画ではペルシャ人とメディア人がともに協力しながら領土を拡大していったという証拠のように、神殿にもきちっとそれぞれの国の要人が並んでレリーフされています。政治的連合を組み、協力しながら国を大きくしていったのですね。 遊牧の民の独自の暮らし、砂漠に生きる知恵、自然の厳しさと優しい恵。私達日本人とは違った歴史や風土からくる生き方の違いを肌で感じ取ってきたようなそんな旅となりました。まさに文明間の対話ということを多少でも経験してきたということでしょうか。 明日は旅の途中に読んでいてとても面白かった本をご紹介します!お楽しみに! (写真の丸い帽子はメディア人、四角い帽子はペルシャ人だそうです) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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