カテゴリ:遊女asomeの「嗜み」
さて、引き続き、水瓶座を調ベておりましたら、昨日のお話にちょっと付け足したい事が
出てきましたので、今日はそのお話をいたします。 占星術の始まりはカルディアが始まりだといわれています。 カルディアは新バビロニア王国(B.C.625-538)のことで、その前の古代バビロニアあたりから始まっているようです。占星術は、メソポタミアの羊飼いがはじめたといわれていますが、 カルディアはアラム人(遊牧民)が作った国で、メソポタミアのシュメール・アッカド人は農耕民族だったようです。どうやら星座の名がシュメールの文字で表されているので、多少の混乱があるようです。 羊飼いたちは、満天の星を見ながら、星の観察をし、天文学がはじまりました。また、羊を数えていくことによって、数学が発達したというのは非常に納得のできる話ですね。現在の科学や経済学の始まりです。 カルディア人は数学と天文が非常に優れていたようで、ギリシャの天文学や数学は、実はほとんどがこのバビロニア、カルディアから伝わったのだそうです。 さて、水瓶座の時代ですが、ギリシャではゼウスが愛した美少年ガニュメーデスが水瓶をもっていますが、バビロニアの星では、死を支配する女神グラが命の水の水瓶を持つ姿となっています。 この星座に太陽がいるころに中東や地中海では雨季となるため水を象徴するお話となるのですね。水瓶座宮は、新しい時代の意識をあらわします。それは水がどのようにも姿を変えるところから、変容し続けることで、新しい何かに変わっていくという考え方なんですね。 先日の津波といい、地球温暖化による世界的水没の危機・・どうやら、アクエリアスの時代、水にまつわることによって人の意識が変容するというのは、まさにこのような出来事も含めてのことなのかもしれないですね。 占と科学というもっとも相反するものの根本は、同じところから発生しているという、このおもしろさ。古代への興味はつきることがないですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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