テーマ:今日のこと★☆(106322)
カテゴリ:遊女asomeの「嗜み」
さて全国的に花火大会の時期ですね。今日は私の家の近くでも花火大会があるようで、どどーんと音が響いてきます。他の方の日記をよんでいたら、7月14日のパリのエッフェル塔の花火のことについて書いていらっしゃいました。エレガントなエッフェル塔の花火はきっと美しいことでしょう。花火というのは日本のお家芸のような気がしていましたが、実は元は中国にはじまったそうです。中世にヨーロッパに伝わり、14世紀後半、イタリアのフィレンツェで行われた聖ヨハネ祭で、キリスト教の祝祭として打ち上げられたことが記録にあるようです。この花火はどこの国でも貴族や権力者のステータスだったようです。
日本では江戸時代に伝わりました。伊達正宗とも徳川家康が最初とも言われていますが、徐々に大名など身分の高い人たちの遊びとして広まり、隅田川での花火が年中行事のようになったのだそうです。 その当時は屋形船からお客の注文で花火を上げていたようですね。贅沢な舟遊びですね! 八代将軍吉宗が、飢饉とコレラの大流行による死者の慰霊と悪霊退散を祈念し、両国で花火を打ち上げたそうです。昔はそのような魂を慰めるもの、そして悪霊退散の為に打ち上げられたものでもあったのですね。私は、花火を見るたびに人々の魂の光が夜空いっぱいに広がって、落ちて来る感覚がしていましたが、やはりそのような由来のあるものだったのですね。 遊女asomeは長岡の花火が好きですが、やはり歴史を辿ってみるとなんとこの花火は遊廓関係者が花火350発を打ち上げたことから、最初の花火大会が始まったと伝えられているのです。当時打ち上げ花火の寄付者の約9割が芸、娼妓で占められていたそうです。やはり近親感が沸くわけですね。(笑)江戸の花火も多分、寄与者は大名であったり、花柳界であったりしたのでしょうね。さて、華やかな花火大会を今年も楽しみたいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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