カテゴリ:遊女asomeの「嗜み」
さて、この国立新美術館は、若いときに通ったポンピドーセンターを髣髴させる雰囲気で、とても懐かしい感じがしたのですが、あのポンピドーセンターのエネルギーが日本の六本木にも生まれるといいなと思います。パリから比べるとちょっと上品かなーという感じですね。ポンピドー・センターでは、よく日本の映画なども特集していて、黒沢映画などはみんなパリで見たんです。良くも悪くも雑多な、エトランジェたちを決して否定しない、パリという街の混沌とした創造のエネルギーがとても強力でした。
国立新美術館のもう一つの目玉は、ポール・ポギューズのレストランでしょうか。 今日はランチはもう品切れ。しかもそれでも人が沢山並んでいて、入れませんでした。平日のランチをねらうといいのかもしれません。そして、地下がミュージアムショップとなっています。東京のお土産も扱っていて、楽しいです。ほうじ茶とか、お茶のセットとか、アートな日本を見直せるようなものが売っています。カフェ・レストラン・展覧会、トークライブなど、様々な文化の交流点となるように作られている美術館です。ぜひみなさんも行ってみてください。 4月にはモネ展が開催されます。異邦人のパリは5月までです。また、建築家の黒川紀章展が無料で開催されています。世界的に有名な黒川さんは、共生をテーマにしてきた建築家です。機械の時代よりも生命の時代として、一貫して表現、創造してきた方です。今回も非常にやわらかい曲線がその思想を髣髴させますね。東京計画のDNAをイメージした集合住宅の模型はとっても印象的でした。生命の働き、共に生きる命、自然は、美しく優しく柔らかく温かいのです。これから、東京の新名所として、六本木ヒルズの森美術館、ミッドタウンのサントリー美術館、そして国立新美術館というアートの黄金の三角地帯となるようです。アートの激戦区ですね!今後が楽しみです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[遊女asomeの「嗜み」] カテゴリの最新記事
|
|