カテゴリ:遊女aosmeの「その他の本」
インターネットというツールがもたらす未来を、様々な角度から提示されている本ですね。特にメディアとインターネットというところに焦点を絞って書かれています。
もともと新聞記者である佐々木さんは、このインターネットによって今までのメディアの体質がどのように変化していくのか、そして社会そのものがどのように変化していくのかを真摯に考え追いかけている方なのだと思います。「フラット化する世界」また、今読んでいる「ウィキノミクス」など、インターネットの出現によって、大きく変り行く世界を正確にとらえ、今後起こっていくであろう大変化を伝えてくれる刺激的な本ですが、佐々木さんもそのことをずっとテーマにしてこられているのですね。現状の自分の仕事からも、生活からも、この波のすごさは肌身に感じられます。もう避けては通れない変化なのです。 誰もが情報を発信し、表現する世界そして多くの人々が参加するメディア。これまでには、まったく考えられないほど、早いスピードで世界は変っていくのです。今までのメディアの既得権利はなくなりつつあり、誰もがこの波に気がつき始めている、そんな状況の中で、では、公共性はいったい誰が保証するのかという、とても大きな問題を提示されています。佐々木さん自体が経験されたこと、そして取材された方々の発言など、非常にリアルに今起こっているインターネットによる変化の現状を読み取ることができ、とても考えさせられました。今までの佐々木さんの本の中では、ちょっと感触が違う感じですが、なかなか面白かったです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.10.06 19:08:09
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