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カテゴリ:米澤穂信
前に読んだ小鳩くんシリーズがよかったので、同じ作者つながりで、
『クドリャフカの順番』も読んでみた・・・ら、これ、まだ読んでない古典部シリーズの第3作だった。うっかり>< で、気を取り直して読んだところ・・・なかなか面白かったです^^ おかげで、第1作の『氷菓』も読みたくなってしまった。(というか、クドリャフカ読んだあと、買ったんですけどね) この『クドリャフカの順番』では、カンヤ祭(神山高校の文化祭)の3日間が舞台になります。 カンヤ祭に先立って持ち上がった思わぬ難問と、それを解決しようと奔走する古典部(これが今回の主題かな)や、活発な文科系部活のイベント(料理対決など)の様子、そして、怪盗十文字が引き起こす奇妙な事件などなど、カンヤ祭の様子が、古典部の4人の視点から入れ替わり立ち代り語られます。 学園物が好きな俺としては、文化祭が題材なこの作品は、楽しかったです。 あと、『俺って、推理するの向いてねーなー。ちゃんと、労力惜しまず、謎を突き詰めていけば俺でも分かったかもしれん!><』と思った風に、推理の過程は分かりやすかった。 難点は、探偵役が推理の根拠に置いている、 『そして、この●●●●●●には、「●」で●●●●●は●●●●●。~』うんぬんってとこが、誤植か写植かの手違いなのか、文中の記述と合ってないところが痛かったです。まあ、版が進めば訂正されるでしょうが。 あと、怪盗十文字がこの事件を起こした理由ってのには、聞いてもあまり納得できませんでしたけどね^^; とまあ、色々言いましたが、古典部4人のキャラクターの個性といい、この『クドリャフカの順番』がよかったのは確かです。 結局、第1作から読み直すことにしましたし。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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