2006/06/29(木)21:41
攻めるコンビニ、守るドラッグストア
昨日の記事。
「さあ、攻守逆転」成るか
改正薬事法で攻めるコンビニ、守るドラッグストア
6月8日、一般用医薬品の販売制度見直しと、
違法ドラッグ対策の強化を目的とした改正薬事法が成立し、
大衆薬の販売規制緩和は、2009年には解禁の見込みと言います。
2003年の酒類販売の実質自由化(ビール、ワイン、ウィスキー等)、
2004年の医薬品販売の規制緩和(ビタミン剤、整腸剤等)で、
コンビニ業界は取扱品種を増やして収益力を高めてきましたが、
大衆薬は高単価・高利益率のため、
今回の改正でも期待を寄せているようです。
記事では「30%前後というコンビニ全体の粗利率」と記載されていますが、
セブン&アイ・ホールディングスのコンビニエンスストア事業の収益を
見てみると、10%程度ですけど。
「コンビニは長らく、大衆薬の高い利益率を元手に
食品を安売りするドラッグストアにお客を奪われてきた。
今度はコンビニが攻めに回る。」
「ドラッグストアは、今後医薬品に回帰し、
コンビニとの差別化を図るチェーンが増えそうだ。」
ドラックストアも各社売上構成に特徴があり、
一概に上記の様なことは言えないとは思いますが、
メリットとデメリットは表裏一体。
垣根の低い業界同士、
それぞれの業界にそれぞれの思惑があり、
販売解禁までの約3年、各企業の戦略が
その後の収益構造に大きく影響するのは間違いないでしょう。
う~ん、もう少し突っ込んで書きたかったのですが時間が…