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テーマ:ミステリはお好き?(1748)
カテゴリ:Mystery
大正期、大阪実報新聞の婦人記者新波苑子のもとに、奇妙な投書が舞い込む。
送り主は丹邨製薬の一人息子、孝太郎であるらしい。 真相を探るべく、「ばけこみ」と呼ばれる潜入捜査に着手した苑子は、身分を偽って丹邨家の長女礼以の日本画教師として家に住み込む。 丹邨家は一族はのみならず、秘書の白潟譲までもが、何らかの重大な隠し事をしていのが伺えた。 苑子は、持病の咳の特効薬として真珠のような丸薬を礼以からもらい、服用するようになる。 しかし、その薬には何ものかの骨が含まれており、礼以の正体と、丹邨家の秘密を知ったとき苑子は.......... そして 消息をたった苑子に代わって、苑子の妹栄衣と新聞社の同僚楢操が、白潟の協力を得て、二邨家と礼以を巡る謎に迫るのだった。 ------------------- 八百比丘尼やセイレーンなどなどの半身半魚(人魚)伝説がモチーフのストーリー。 前半はゴシックホラー、お館ものミステリー風味ありの筆致で、背筋がうそ寒くなるような、心の底を震撼させるような薄気味の悪さを味わえた。 ところが、波子が姿をくらましてから、妹と同僚が彼女の失踪と人魚の謎を探索する中盤あたりから、一転してサスペンスとスリル、スプラッター要素ありとなってくる。 なんだか高橋留美子の人魚シリーズを髣髴させられもして、前作よりエンタメよりな気がする。 謎解き要素は何ほどもなく、礼以と譲はあっけなく身バレする。 その後人肉食ならぬ人魚食、しかも共食い!?の凄惨な場面が登場するが、 これって人魚のカニバリズムなの?と突っ込みたくなった。 一連の騒動が落着してから 食べたものの心理と食べられる者の心理が謎めかして提示されるが、これは答えのないまま終わっている。 人魚の拉致、殺害などの残虐な犯罪?を計画した犯人(こっちも人魚なんだけど)の動機も詳細不明。物欲や支配欲だけじゃないでしょう。 人魚にもサイコパスがいるのか とこれも突っ込みたくなった。 読み終えてみると、ミステリーとしてのみならずホラーとしての評価も難しい中途半端なこころもとなさが残った。 ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2025.07.04 19:17:39
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