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テーマ:ミステリはお好き?(1666)
カテゴリ:Mystery
ストックホルム警察特捜班刑事ミーナ・ダヴィリの元夫、法務大臣の二クラス・ストッケンベリが失踪する。ニクラスは何者かに脅迫されていた。
一方、地下鉄トンネル内で失踪者たちの遺骨が発見される。 実業家、ミュージシャン、自己啓発講師たちの骨。 三者の遺体は殺害後、煮沸され甲虫類に喰われたと推測され、ニクラス失踪事件とこの猟奇的事件 との間には関連があると思われた。 ニクラスもいずれ四人目の犠牲になってしまうのだろうか。 ミーナは「相棒」でメンタリストのヴィンセント・ヴァルデルとともに事件の謎を追うが、ヴィンセントもまたある人物から執拗な脅迫を受けていた。 その人物、突如あらわれた<影法師>とはいったい何者なのか・・・・・ -------------------- ミーナ&ヴィンセント三部作最終章。 例によってシリーズの順番を無視して読んでしまって、若干ネタバレせざる負えなくなった? 全体の印象は悪い意味で重厚長大、かつ人間模様と人物設定の描写が濃すぎて苦痛であった。 ヴィンセントの一言居士っぷりと蘊蓄の長舌にうんざりし、ミーナが潔癖症なのに結婚出産歴があるという筋立てがアブノーマルで、病的潔癖症のミーナは周囲の不潔さがキモくてお気の毒か知らんけど、彼女が結婚出産歴がありとの設定こそアブノーマルで此方としてはキモい!!の一言。 その他の捜査側の面子も、不倫上司とか女に脇が甘い刑事とかまったく信用ならなくて、事件解決などお任せできない。 政治的要人の失踪と猟奇殺人、明らかに精神を病んでいるとおぼしき人物視点のエピソードの挿入 と謎の提示は魅力的なのに、事件の謎とその解明の描写に作者の意が注がれているとは感じられなかった。 犯人は骨を盗み出すチャンスがある人物を潰していけば判るので、意外性はない。 ではこの作品が売りにしている、ラストのどんでん返しの意外性とは何なのか。 それが本作だけでなくシリーズ全体の大仕掛けになるのだが、仕掛けが明かされると・・・・・ そうくるとは思わなかったが まあ、謎解きのヒントは文脈やタイトルにそこはかとなく示されているのでアンフェアでもない。 むしろこの謎の伏線のために無駄な贅言に見せかけた記述を連ねてきたのかと、呆れて感心しなければならないのかもしれない。 とは言え、前例がなくもないオチである。 探偵役こそ〇人であったって幕引き、日本の三大奇書のひとつの亜種ではないか。 あくまで個人の感想だけど。 こうして答え合わせを見てしまってから、シリーズを遡って読むのも一興かもしれないが 1作目、2作目とも上下巻の膨大な長編なので食指が今一つ動かない。 それに膨大かつ針小棒大な内容だったら、どうなの。
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Last updated
2025.11.24 20:41:46
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