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テーマ:ミステリはお好き?(1666)
カテゴリ:Mystery
2017年9月。ベルリン大聖堂で女性牧師とオルガン奏者の惨殺事件が起きた。
目を抉られた牧師の遺体は天井から吊り下げられ、カバーに17と記された鍵を首にかけていた。 捜査に当たったトム・バビロンベルリン州刑事局刑事は、自身が子供時代に遭遇した事件を思い起こす。 1998年、少年だったトムと友人たちは、やはり17とカバーに記された鍵を持った水没死体を発見する。 その鍵とともに妹のヴィオーラが失踪したのだ。それ以来トムは妹を探し続けていた。さらに当時事件に関わったトムの友人たちのもとに鍵が送り付けられ、うち一人は失踪する。 臨床心理士ジータとともに、真相を究明しようとするトムだったが、捜査の途上警官が何者かに殺害される。その者が猟奇殺人の犯人なのだろうか。 ------------------------ 500ページ超えの警察小説。 発端の事件と謎の提示には興味津々。 その後の事件捜査の展開はスピーディーかつサスペンスフルで目が離せない。 と思いきや、トムが仮想の存在のヴィーと会話するシーンが挿入されたり、違和感が生じて読むのがしんどくなる。 そこらへんは流し読みにして、最終章までたどり着いたが、本格ミステリのように記述から真相と真犯人を解明することは出来ず終わる。 真犯人は復讐心に取りつかれたサイコパスらしき設定だが、トムも相当イカれていやしないか。 人格乖離だったりして? 彼の精神状態も謎のうちらしい。 ジータのキャラも共感できるものではないし。もう少し捜査陣に感情移入できれば、よりドキドキハラハラが盛り上がったのにと惜しまれる。 それにオチのつけ方がモヤる。 本格ミステリではないからとは言え、謎は謎のままに伏線回収のないサスペンスドラマのような終わり方。 謎また謎の大風呂敷をひろげっぱなしで、たたみ切れず、シリーズものゆえ、あとは次回のお楽しみということだろうか。 次作を待って読んだところで お苦しみしかないような気がした。
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Last updated
2025.12.10 19:36:13
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