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テーマ:ミステリはお好き?(1694)
カテゴリ:Mystery
令和の時代。
高校生の利根詩郎と、その友人の木槍聖夜の空想が作り出したゴシックの概念と神の名ゴッドに因んでゴスゴッズと称される怪神、その名はコドクオ。 怪神は彼らが危機に見舞われると出現し、奇怪な力を発揮するようになった。 遡って平成に起きる不審な殺人事件には蟲毒王なる謎の存在がかかわっていた。 平成と令和にまたがって次々と起こる怪異な現象は、コドクオあるいは蟲毒王のなせる業なのか。 果たして詩郎が信ずるゴスゴッズは存在するのか、としたらその正体は・・・・・・・・ -------------------- 名作でも、問題作でも奇作ですらなく、怪作としかいいようのない作品を読んでしまった。 荒唐無稽を超えた、意味不明な出来事が、事件として起きたところで解釈不能な対象を推理するよすがもない。 場面や登場人物視点人物が移ろうたびに、これって全部作中作だとか、誰かの妄想物語じゃないの、と訝しく思うばかり。当たらずとも遠からずではあったけど? 登場人物誰もまともではなく、怪奇現象のつるべ打ちのストーリーにつきあううちに、謎も犯人もどうでもよくなり、読者の心理まで怪しくなってきた。 それもそういう効果を狙っての作者の企みなのか。 唯一、面白かったのはゴスゴッズの名称の由来、ゴシックの概念の説明部分だけは簡明でズバリ的を射ていることに妙に感心した。 ナントカ大学のカントカ哲学のキョージュのお講義よりよほど、すっきり腑に落ち来る解釈にはそう、それっと膝を打ちたくなった。 ゴシック小説風の悪夢的文脈なのに、ゴシック好きのはずなのになんか酔えない。 悪酔いすらできず虚妄への白々しさが漂ってくるばかりで、作品の世界観にひこまれることもなく不承不承読み終えた。 此方の趣味嗜好とずれた作風だった。
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Last updated
2026.04.21 18:23:15
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