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テーマ:ミステリはお好き?(1706)
カテゴリ:Mystery
1880年代ニューヨーク。ニューヨークヘラルド紙唯一の女性記者エリザベスは偶然、女性が殺害される現場を目撃し、さらにその遺体の第一発見者となる。
遺体は全身の血を抜かれたうえ、体中を布でまかれミイラを思わせた。 この事件をきっかけに事件記者に転身したエリザベスの周辺で、次々と不審な出来事が起こる。 さらに、猟奇殺人は相次ぎ、ついに犯人の魔手はエリザベスと彼女の姉にまで...... ------------------------ シャーロック・ホームズの時代のニューヨークが舞台の歴史ミステリー。 南北戦争後のニューヨークの風物と風俗描写、虚実綯交ぜの人物の登場などのストーリーを興味深く読んだ。 謎の提示も魅力的で、両家の子女でありながら事件記者として行動し、当時の女性差別に批判的なエリザベスのキャラが好印象、彼女を取り巻く人々もよく描き分けられている。 物語を想像する才能と筆力のある作者なのだろうが、ミステリの謎解き部分が弱く、エリザベスの事件に巻き込まれる過程が御都合主義だったり、伏線回収が不十分なことには不満が残る。 犯人視点の描写が随所に挟まれるが、事件解明のヒントがあまり示されていないため、推理のきっかけが掴めなかった。 もっともレッドへリングの泳がせ方が効果的なので、犯人が当てずらいのは作者のあやつりの手管の上手さだと認めよう。 完全に真相解明されないのは、シリーズ化狙いであとは次回のお楽しみらしいけど、怖いもの読みたさで、読んでしまうのだろうか。
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Last updated
2026.05.07 17:53:12
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