|
テーマ:ミステリはお好き?(1706)
カテゴリ:Mystery
歌舞伎町で起きた外国人女性の連続猟奇殺人事件。
西新宿署の刑事城島は元FBI捜査官のエミコ・クルーニルの協力を得て事件を追う。 エミコは、プロファイラーとして出演しているTV番組で知り合った作家沖田と交際中。 しかしやはり番組ゲストの演出家国立に出会うや、胸騒ぎを覚え、男女の仲になる。 一方連続殺人鬼の犯行は留まるところを知らず、第二、第三の犠牲者が。 エミコのプロファイリングが導き出した恐るべき犯人の正体とは...... -------------------- 大藪春彦賞その他の賞受賞者だけあって、サイコサスペンスの面白さを堪能させてくれた。 新宿が舞台なので、親近感と臨場感を楽しんで読むことも出来たのは、地元民としての役得。 ミステリのフーダニットとしては、怪しい奴はやっぱりな、描き方なので謎解きの楽しみはそれほどでも。それより私にとって興味深かったのは、エミコが披歴する「サイコパスとは何か」の論議。 犯人の犯行動機こそ最も深い謎ということだろうか。 探偵役のエミコ、城島、脇役に至るまで登場人物が個性豊かに描き分けられ、何故か本作に限りエ複数の男性と関係を持つエミコの奔放さにも嫌悪感を抱くことがなかった。男女のベタベタが嫌いな自分なのに、これは不思議。 何より犯人が「名犯人」であることが魅力的だったので、もう少し犯人側の人物像を掘り下げてほしかった。 (犯人を巡る人物相関関係の描き方に筆が尽くされていないのは不満が残る) エミコと城島シリーズ2作目とのことだが、前作にも興味が湧いた。そちらも機会があれば是非。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2026.05.16 21:01:41
コメント(0) | コメントを書く
[Mystery] カテゴリの最新記事
|