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テーマ:ミステリはお好き?(1728)
カテゴリ:Mystery
昭和20年敗戦まじかの北海道。
アイヌの血を引く特高警察官八尋は軍需工場に潜入捜査を行って、脱走した朝鮮人労働者逮捕した。 続いて工場関係者の連続毒殺事件を恩師の能城、拷問王の異名を持つ先輩の三影と共に追う。 捜査線上に浮かんだのは、学者であった父の弟子利一とその妻緋沙子であった。 しかし八尋は、無実の殺人罪で網走送りとなってしまう。 刑務所で再開した朝鮮人とともに脱獄した八尋であったが、空襲によって北海道は壊滅するかに思われた。 八尋が逃亡の果てにたどり着いた驚愕の真相とは。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 敗戦時を舞台に異民族問題と軍国主義思想もろもろの重いテーマを盛り込んだ作品。 サスペンスやアクションといったエンタメ要素も十分で、序盤は面白く読んだ。 しかし中盤当たりから、第二次世界大戦といえばあの化学兵器でしょと、ネタが見えてきたところから興味が半減。ありきたりな反戦小説に帰着するのかと思いきや、降板で盛り返す。 人物錯誤による意外な黒幕の出現と、どんでん返しの向こうにさらに仕掛けらたどんでん返しに、目から鱗が落ちる思いだした。 さすがあれこれ賞を取った名作といいたいところだが 此方としてはツッコミどころがないではない。 三影をここまでサイコパスに造型したり、知的障碍者を軍国少女として登場させる必然性があっただろうか。 作者の描きたいこと、意図するところによって、描き方もそれぞれあろうが 軍国主義下の人間像を現代人の視点で描くことの困難さを感じた。
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Last updated
2026.06.10 21:14:00
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