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テーマ:ミステリはお好き?(1735)
カテゴリ:Mystery
世界幻想文学大賞・ヒューゴー賞 受賞作。
巨大海獣リヴァイアサンの脅威に晒されている神聖カリム大帝国は、生体改変技術によって異能を取得した人類によって国防に備えていた。 そんな改変を受けた者のひとり、見たもの全てを記憶する記銘師ディンは、いつも目隠しをしている変人上司アナとともに、政府高官ブラスの変死事件の捜査に当たる。ブラスは地主ハザ家の豪邸で、身体から巨木が発生した状態で死亡していた。 同様の死因で10名の技官が亡くなっていることを知ったアナは、これは毒物による連続殺人事件であると推理する。 やがて行方不明になった政府中枢部錬薬省のジョルガルガン大尉と、工場主スベレクの存在が捜査線上に浮かぶ。 しかしブラスの秘書アリスタンとスベレクそれに錬薬省のヌシス少佐までが巻き添えにあったがごとく、謎の人物によって惨殺されてしまう。 そしてハザ家の後継者もまた、奇怪な植物の発生に寄って命を奪われていた 誰が、如何にして、何ゆえに一連の事件を起こしたのか。謀殺なのか、裏にあるのは政治的陰謀か。 ディンの記憶を頼りに、ついに真相に辿り着いたアナは政府関係者一同を集め、推理を披歴する が、折悪しくリヴァイアサンは帝都を急襲し...... --------------------- とこんな、幻想小説というより、SFファンタジーに近いというか、わが国でもおなじみの特殊設定ミステリー風味のエンターティメントというか。 タニス・リーのダークファンタジーが好きだった私としては、微妙に嗜好からずれた読み心地だった。 身体改変て遺伝子操作的な発想に、特撮のなんとかや、リヴァイアサンの登場にゴジラみたいな海獣ならぬ怪獣を想起してしまった。 そちらのスペクタクルな面白さは感じたし、世界観の設定と描写は精緻だし、政治と金の問題を特殊設定のストーリーで描こうとする着想は良い。 幻想小説かならずしも耽美なイメージにあらずってことでまっいっか。 いや、幻想と耽美がイコールになってる此方の脳内が妄念で妄想小説描いてるだけか。 一方ミステリとして読もうにも、幻想異世界の事件なら何でもありだから、本格もののフェアプレイの概念は通用しないため、フーダニット、ハウダニットの意外性や独創性を評価しにくい。 シリーズものだそうだけど、次作に手を出すのは躊躇われる。 と、大事なことなのでもう一度言えば だって此方の嗜好とは微妙に合わないんだもん。
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Last updated
2026.07.19 09:19:54
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