4月12日 Marronnier (西洋橡の木)
またしても 言葉、言葉、言葉(Words, words, words.) といっても、動物はハムレットのように悩まないんだろうけど(´(ェ)`)?子供向けの本は図書館にあるのですぐ借りられる。行ってみようかな子ども図書館。面白くなかった「美濃牛」、返すついでに。*「美濃牛」の読書メモ走り書き。首無し死体、一族鏖殺、カルト宗教絡みと構えはご大層な長編だったが、フーダニットもトリックも特筆すべきもの無し。そうなるとタイトルに引っ掛けたミノタウルス神話のモチーフも余計な装飾に見えてくる。神話から取ったつもりの天瀬だの窓音だのという登場人物の命名も駄洒落のような響きで興ざめ。500ページ引っ張られて最後まで読むことが出来たのは、完結明瞭でありながら短調に陥らない文体ゆえだろう。作中に文章を平易に書くことの重要性を論じた箇所があり、漱石、子規、綺堂、乱歩、横溝正史を平易に書く事の天才であるとしている。御本人もその点に留意しているのは結構だこと。作品そのものは大山鳴動して鼠一匹が正直な読後感。